新宮市議会 2018-06-12
06月12日-01号
◎防災対策課長(山本茂博君) 防災対策課長を命ぜられました山本です。よろしくお願いします。
◎生活環境課長兼
クリーンセンター長(稗田明君) 生活環境課長、兼ねて
クリーンセンター長を拝命いたしました稗田です。よろしくお願いいたします。
◎三輪崎支所長(池ノ本要一君) 三輪崎支所長を拝命いたしました池ノ本です。よろしくお願いします。
◎高田支所長(坪井辰実君) おはようございます。このたび高田支所長、兼ねて高田保育所長を拝命いたしました坪井です。よろしくお願い申し上げます。
◎
子育て推進課長(辻本美恵君)
子育て推進課長を拝命した辻本です。よろしくお願いします。
◎
保健センター長(赤松勇人君)
保健センター長を拝命した赤松です。どうぞよろしくお願いいたします。
◎予防課長(内野井愼搾君) このたび
消防本部予防課長を拝命いたしました内野井です。よろしくお願いします。
◎文化振興課長(福本良英君) このたび文化振興課長を拝命いたしました福本です。どうぞよろしくお願いいたします。
◎
文化複合施設建設推進室長(須崎誠久君)
文化複合施設建設推進室長を拝命しました須崎です。どうぞよろしくお願いいたします。
◎総務部長(小谷充君) 以上でございます。どうもありがとうございました。
○議長(屋敷満雄君) 以上をもって異動紹介を終わります。 なお、6月7日開催の
議会改革調査特別委員会において、久保委員の
委員長辞任許可に伴い新委員長の互選がありました。 結果、田花副委員長が新たな委員長に選任され、不在となった副委員長に辻本委員が選任されましたので、御報告いたします。
---------------------------------------
△市長挨拶
○議長(屋敷満雄君)
今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 6月定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げたいと思います。 議会の招集を申し上げましたところ、本日、全員の議員の皆様の御出席を賜りましたこと、本当にありがとうございます。後ほど条例改正、また補正予算等の議案の説明もさせていただくところでありますが、今議会においては例年指定管理で運営をお願いしている各団体の状況報告等もさせていただくこととなっておりますので、またいろいろ御指摘等があればよろしくお願いしたいと思います。 ただいま4月1日付で職場が異動になりました幹部の皆さんの自己紹介がありましたが、先日の部課長会において、改めまして、自分に与えられている仕事をしっかりとすること、自分の仕事を通して人のため、社会のためにしっかりとお役に立とうというような話を皆さんの前でさせていただきまして、職員一丸となって市民の誰もが元気で心豊かな生活が送られるよう頑張ろうということを改めて確認し合ったところであります。また一丸となって頑張ってまいりたいと思いますので、議員の皆さんにおかれましてはこれまで同様、いろいろ御指摘、また御指導等いただきながらお互いよりよい新宮市づくりに邁進してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。
○議長(屋敷満雄君) 市長の挨拶を終わります。
---------------------------------------
△議長報告
○議長(屋敷満雄君) 続いて、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしたとおり、文書報告として13件の概要報告であります。御了承願います。
---------------------------------------
△日程1
議会運営委員会委員長報告
○議長(屋敷満雄君) 日程に入ります。 日程1、
議会運営委員会委員長報告を行います。 5番、松畑議員。
◆5番(松畑玄君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 それでは、
議会運営委員会委員長報告を行います。 平成30年6月定例会に先立ちまして、去る6月6日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告いたします。 会期につきましては、本日より6月28日までの17日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付しておりますように、まず本日は会期決定、
会議録署名議員の指名、諸報告、市報告、
委員会視察等報告の後、専決処分を含め条例、
補正予算等当局議案9件を順次議題として提案説明、質疑、委員会付託または付託省略を願います。続く陳情1件は委員会付託をお願いします。 なお、議案の取り扱いにつきましてはお手元に配付のとおりであります。 あす6月13日から18日までは、議案調査等のため休会を予定しております。19日に再開して、22日までの4日間の予定で一般質問を行います。 一般質問終了後から27日までは、各
常任委員会審査等のため休会の予定です。 28日に再開して、各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、委員会発案による決議、意見書各1件の提案説明、採決を行い、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会の閉会に至る予定です。皆様方の御協力をお願いいたします。 以上で委員長報告を終わります。
○議長(屋敷満雄君) 以上で報告を終わります。
---------------------------------------
△日程2 会期決定について
○議長(屋敷満雄君) 日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、
議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月28日までの17日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月28日までの17日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は6月19日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす6月13日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。
---------------------------------------
△日程3
会議録署名議員の指名
○議長(屋敷満雄君) 日程3、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は議長において、7番、福田議員及び10番、久保議員を指名いたします。
---------------------------------------
△日程4 諸報告
○議長(屋敷満雄君) 日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は、文書報告として、例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。 次に、番号2、予算の繰越しについて、平成29年度新宮市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書について当局の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました平成29年度新宮市一般会計予算の繰越しについて御説明申し上げます。 平成29年度事業のうち繰り越しとなりましたのは11件の事業で、繰越事業費の総額は1億4,590万6,000円であります。 6款2項林業費の1
林道上地平瀬線開設事業は、第1工区のルート変更に伴う測量設計や、第2工区での台風21号災害に伴う法面等の災害復旧及び掘削工事完了後の法面部崩壊による崩土撤去等に不測の日数を要したことから繰り越しを行ったもので、6月の完了を予定しております。 8款2項
道路橋りょう費の2及び3の第一、第二佐野橋架替工事は、和歌山県が実施する佐野川改修工事に伴う橋梁架替工事負担金でありますが、第一佐野橋は仮設道路のルート選定等の調整に時間を要したこと、また、第二佐野橋については橋梁下部工の仮設工法の検討やたび重なる出水の影響により工程がおくれ繰り越したもので、第一佐野橋は年度内、第二佐野橋は年内の完了を予定しております。 5項都市計画費の4
都市計画道路計画決定業務は、都市計画道路の見直しに伴う計画変更でありますが、県道池田港線への交差点や線形等について、警察、和歌山県等との協議などに期間を要したことにより繰り越したもので、6月末の完了を予定しております。 次の5
堤防下水路整備工事については、
新宮紀宝道路整備に伴う都市下水路の買収及びかさ上げ工事を行うものでありますが、測量設計、用地測量に当たり民有地相手方との調整に時間を要したことから繰り越したもので、年度内の完了を予定しております。 9款1項消防費の6
救急救命活動車等復旧事業は、昨年10月の台風21号豪雨により活動中に被災した車両の復旧でありますが、特殊車両のため製造に期間を要したことから繰り越しを行ったもので、今月、既に配備を完了しております。 10款5項社会教育費の7
文化複合施設整備事業は、基本設計に時間を要したため実施設計予算の一部を繰り越したものでありますが、実施設計全体については1月の完了を予定しております。 11款1項
公共土木施設災害復旧費の8
坪井猿掛線道路災害復旧事業(台風21号)は、測量設計を行う中で工法の検討に時間を要したため繰り越したものでありますが、4月に既に完了しております。 2項
農林水産業施設災害復旧費の9から11の
林道上地平瀬線外林道2線の災害復旧事業については、いずれも国への補助申請に必要な測量設計に不測の日数を要したため繰り越したもので、9月までの完了を予定しております。 なお、繰り越し事業に係る財源内訳につきましては記載のとおりであります。 また、3月議会において平成29年度補正予算における繰越明許費の議決をいただいた事業のうち、金額が変更となっているのは四つの事業で、事業の執行や事業費見込みにより減額変更となったものであります。 以上、簡単ではありますが、
繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 次に、番号3、予算の繰越しについて、平成29年度新宮市
水道事業会計予算繰越計算書について当局の説明を求めます。
奥水道事業所業務課長。
◎業務課長(奥靖君) (登壇) ただいま議題となりました平成29年度新宮市
水道事業会計予算の繰り越しにつきまして御説明申し上げます。 平成29年度事業のうち繰り越しとなりましたのは、第1款資本的支出、第1項建設改良費のうち、電線共同溝に伴う配水管布設替工事(その3)、事業費1,000万円、第二佐野橋架替に伴う配水管移設工事、事業費700万円、第一佐野橋架替に伴う
配水管移設設計業務、事業費500万円の3件であります。 それぞれの繰り越し理由について御説明申し上げます。 まず、1件目は、和歌山県発注の電線共同溝の設置工事(下本町二丁目地内)が繰り越しとなったため、県工事と同時に施工予定であった配水管布設替工事、事業費1,000万円についても繰り越しするものです。 続きまして、同じく和歌山県が実施する佐野川河川改修工事に伴う第二佐野橋架替について、平成30年度に繰り越しとなったため、その橋梁に添架する配水管移設工事、事業費700万円についても繰り越しするものです。 続きまして、同じく佐野川河川改修工事に伴う第一佐野橋架替設計業務が当初予定の11月から平成29年度末に工期変更され、それを受けて本市の橋梁に添架する
配水管移設設計業務を行うことから、平成30年度に事業費500万円についても繰り越しするものです。 以上、まことに簡単ですが、地方公営企業法第26条第3項の規定により、議会へ報告するものであります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 続いて、番号4、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課長。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第13号、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成29年度の事業報告でございますが、徐福公園来園者数は2万8,980人で、前年度比31人、0.1%の増加となりました。売店売り上げも、今年度においてはわずかに増加いたしました。今後も、徐福及び天台烏薬のPRを積極的に行い、収益につなげていきたいと考えております。 主な事業については記載のとおりでございます。 続きまして、平成29年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計1,777万9,577円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計41万6,622円、正味財産の部では指定正味財産と一般正味財産合計1,736万2,955円となり、負債及び正味財産合計が1,777万9,577円でございます。 3ページをお願いいたします。正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は1,323万9,521円、経常費用の事業費は2,158万1,775円となります。 4ページをお願いいたします。 管理費は158万5,053円となり、経常費用計2,316万6,828円、当期経常増減額はマイナス992万7,307円となります。 一般正味財産期首残高2,729万262円から当期一般正味財産増減額マイナス992万7,307円の差額1,736万2,955円が正味財産期末残高でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は一般正味財産期末残高と同額の1,736万2,955円でございます。 5ページをお願いいたします。 財産目録でございますが、貸借対照表で説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は1,777万9,577円でございます。負債合計41万6,622円を資産合計1,777万9,577円より差し引いた正味財産は1,736万2,955円でございます。 続きまして、平成30年度予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、徐福に関する顕彰事業として、熊野徐福万燈祭の開催や同事業への招聘事業と徐福に関するPR事業の推進などを上げております。 徐福に関する研究・交流事業として、徐福に関する講演会の開催、天台烏薬関連商品の製作や販路の開拓とPR、中国等徐福伝承の地との交流などでございます。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、新宮市からの指定管理料658万円、売店事業売り上げ485万円などとなっており、経常収益計は1,383万4,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費といたしまして2,133万476円、主なものといたしましては、給与手当273万3,300円、支払寄附金800万円、委託費393万8,000円、商品仕入250万円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費といたしまして171万6,868円、主なものといたしましては、給与手当100万3,700円、福利厚生費17万4,000円でございます。 以上、経常費用合計2,304万7,344円でございます。 よって、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス921万3,344円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益及び費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス921万3,344円でございます。一般正味財産期首残高1,736万2,955円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は814万9,611円でございます。 4ページには評議員・役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 15番、松本議員。
◆15番(松本光生君) ちょっと教えてください。平成29年度の来園者数2万8,000人で、平成30年、外国人はふえているんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 入園者数ですが、外国人はふえていません。
○議長(屋敷満雄君) 11番、濱田議員。
◆11番(濱田雅美君) 3ページの正味財産の決算書の中で、駐車場収益が前年度より当年度が16万円ほど上がっているんですけれども、これは、やはり観光客の方が来ていただいたということで増加になっているんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) この金額につきましては、熊野交通さんの社屋の建てかえということがありまして、その分の駐車料金となっています。
◆11番(濱田雅美君) そうですね、駐車場の収益がかなり上がっているのに、その下の売店の事業売り上げが余り変わっていなかったので、そこでどうしてかなとちょっと疑問に思いましたのでお伺いしました。わかりました。
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 続いて、5番、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課長。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第14号、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成29年度の事業報告でございますが、1の川舟下りの利用状況につきましては、乗船者数は3,918人で、前年度比マイナス209人、約5%の減となっております。これは、二度の台風による増水や国道168号の通行どめなどの影響で運休したこと、また渇水により乗船人数の制限を行ったことなどが原因となってございます。乗船者数は減少していますが、外国人の乗船が増加しております。 2の主な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成29年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計3,878万2,472円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計113万9,831円、正味財産の部では正味財産合計3,764万2,641円で、負債及び正味財産合計が3,878万2,472円でございます。 3ページをお願いいたします。正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部では、経常収益計は1,805万7,253円、経常費用での事業費の計は2,289万8,298円、管理費の計は22万730円となっておりますので、経常費用の合計は2,311万9,028円で、当期経常増減額はマイナス506万1,775円でございます。 次に、経常外増減の部では、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス506万1,775円となり、一般正味財産期首残高4,270万4,416円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は3,764万2,641円でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は一般正味財産期末残高と同額の3,764万2,641円でございます。 4ページをお願いいたします。 次に、財産目録でございますが、貸借対照表で御説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計3,878万2,472円でございます。 負債合計は113万9,831円となり、資産合計に負債合計を加えますと正味財産は3,764万2,641円でございます。 続きまして、平成30年度予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、事業内容としましては記載のとおりでございまして、川舟下りと市内観光スポットを合わせた観光コースの紹介など行ってまいりたいと考えてございます。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、事業収益、乗船料収入1,548万円、市補助金300万円、道の駅の地域振興等施設管理委託料251万7,000円等で、経常収益計は2,106万9,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、主なものを述べさせていただきます。 事業費は、賃金685万1,000円、福利厚生費128万5,000円、修繕費117万1,000円、燃料費125万円、委託料642万1,000円、支払寄附金300万円等で、事業費計は2,372万2,000円でございます。 次に、管理費でございますが、主なものとしては租税公課8万6,000円、委託料5万4,000円等で、管理費計は14万8,000円でございます。 よって、事業費、管理費を合わせた経常費用計は2,387万円で、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス280万1,000円でございます。 3ページをお願いいたします。 経常外増減の部は、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス280万1,000円でございます。 一般正味財産期首残高3,770万1,027円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は3,490万27円でございます。 4ページには評議員・役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 川舟下りの外国人観光客の増加についてちょっとお尋ねをしたいんですが、日本人乗船客と外国人の割合及び外国人がどの方面からいらっしゃっているかというような動向は調査されていますか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 外国人について、平成29年度の場合は全乗船客3,918人のうち1,539人外国人、うちアメリカ人が405人、オーストラリアが289人、イギリスが147人など、欧米の方を中心に来ていただいています。 なお、平成30年度も4月、5月の分で50%近くが外国人と聞いております。
◆12番(上田勝之君) 川舟下りに乗って旧市内といいますか、速玉大社下の河原に着いたお客様が新宮市を拠点にして宿泊をされたりして、さらにこの地を探訪されるようなことというような、その後の動向について調査をされていますか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 平成28年度のときに対面調査を行いまして、川舟下りとか、速玉大社を訪れた方に動向調査をしましたが、やはり新宮に宿泊される方もいらっしゃるんですが、多くは那智勝浦町や本宮のほうへ行かれる方が多いようです。
◆12番(上田勝之君) わかりました。外国人観光客の方が大変数多く見られるんですが、その辺の動向調査、あるいは新宮市への宿泊関連等についてさらに増加傾向にあるように思われるので、ぜひその辺を頑張っていただきたいと思うんですけれども、実際、川舟下りが14年目に入るんかな。ということで、いわゆる施設といいますか設備といいますか、川舟自体の老朽化等々も始まっているように伺うんですが、川舟等のそういった設備の更新というようなことについてはどのようにお考えか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 船外機も結構破損が大きいことがありまして、平成28年度とかで船外機を購入しました。今年度も川舟の造船などを考えていきたいと思っております。
◆12番(上田勝之君) 更新とかは考えておられるか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 川舟の新造につきましては、できましたらクラウドファンディングなどを利用したいと考えているということです、ふれあい公社で。
◆12番(上田勝之君) クラウドファンディング。実際こうやって例えば新宮市が受け持っているというか、一般財団法人でクラウドファンディングで設備を更新するというのはどういうことなんですか、それは。やっぱり計画的にその辺については、設備が老朽化して、特に熊野川を安全運航させる、お客様を乗せて乗船料を徴収して経営しているわけですよね。そういった特にクラウドファンディングというのはちょっとなじまんのじゃないんですか。やっぱりきちんと川舟といった設備、あるいは船外機といった設備なりも順次、計画年次をもって更新していくというようなこともしっかりと予算措置をして考えていくべきなんではないかと思うんですが。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) それにつきましては、現在確かに経営が厳しいということもありまして、クラウドファンディングというのは、船をつくるというだけではなく、それによって川舟下りのPRにもなりますので、より一層それによって川舟下りに来ていただく、興味を持っていただくことを目的の一つとしております。
◆12番(上田勝之君) 一般財団法人を設けて運営をしているような川舟下りがクラウドファンディング、いわゆる民間の方がそういったような何かボランティア的な形式であるとか新たな事業を立ち上げる際に、そういったことを担っていくというアイデアの一つとしてクラウドファンディング、資金集めをしていくということは、別にそれは妥当かと思うんですけれども、市がかかわっている事業に関して、市が実際、運営しているわけですよね。そういったような一般財団法人の件に関して、PR要素があるからとか云々という話とは別に、設備というものをしっかり更新していく、しかも乗船料を徴収して安全運航を遂行していかなければならないようなものにおいて、そういったことがなじむのかどうかというあたりをしっかり考えていただきたいと思います。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 私も、ことしから役員ということで会議へ出させていただいてございます。 先ほど課長から言いましたのは手法の一つということで検討したいと思いますけれども、議員御指摘のとおり、ことしふれあい公社の役員も若干若返りも、あと地域性も鑑みる中で、少し変更させていただいてございます。 そういった中で、熊野川ふれあい公社の設立趣旨等を考える中で川舟というのは非常に重要な位置を占めておりますので、定期的にそういう船の安全確保という観点から、会の中の予算を獲得する中でそういった定期的な更新も検討していきたいというふうに考えてございます。
◆12番(上田勝之君) ぜひその辺は慎重に検討を進めていただければと思います。いろんなアイデアやPRの効果等々も勘案しながらではありますけれども、やはりその辺は慎重にお考えを進めていただきたいと思うんですが、あともう一点、船頭の育成についてはどのようにお考えですか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 船頭の育成についても、今、見習いの方もいらっしゃいますので、その方をできるだけ確かな船頭として育てていくように訓練をしていただきたいと思っております。
◆12番(上田勝之君) こちらも、あわせて継続的な運航を維持していくためには必要不可欠なことですよね、やっぱり。長年にわたって、特に今、外国人観光客、乗船していただく外国人の皆さんがふえている中で、継続的に安全に運航していくためにはやっぱりその辺の育成ということもしっかりと考えて、設備の更新あるいは担い手の育成、これはどの分野にでも言えることかもしれませんけれども、そういったことを進めていかなければ……。 (傍聴席より発言する者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御静粛に願います。 (傍聴席より発言する者あり)
○議長(屋敷満雄君) 静粛に願います。 どうぞ。
◆12番(上田勝之君) とりあえず、いいです。
○議長(屋敷満雄君) ほかにございますか。 11番、濱田議員。
◆11番(濱田雅美君) 3ページの正味財産の増減計算書の中で、乗船料が減少している中、燃料費が増加している傾向にあるんですけれども、これは燃料などの高騰によってこういう結果になってきたんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 燃料費の高騰により燃料費が増加しております。
◆11番(濱田雅美君) あと、事業計画書で都市部や地元の児童生徒を対象とした川舟体験乗船というのは、地元の児童生徒を対象とした体験は今回、平成30年度が初めての取り組みとなってきますか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 初めての取り組みではなくて、今までにもあります。あと、都市部の方、東大阪のほうから毎年来ていただいております。
◆11番(濱田雅美君) これは、たまに子供たちにPRして乗っていただくという取り組み、今まであった取り組みのことでしょうか。新しく何かを取り組むということではないんですね。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 今までも児童を乗せて体験乗船していましたので、それも引き続き行いたいんですけれども、新しくそのようなこともできたらやっていきたいなと考えています。
◆11番(濱田雅美君) もしできれば、また地元の子供たちは一度は川舟に乗ったことがあるという子がふえていけばいいなと思ったんです。 あと、先ほども出たんですけれども、やっぱり船頭の確保ということはすごく大切になってくると思うんです。これは、具体的に今はどういうふうな取り組みを行っていただいているんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) こちらは、平成29年度に熊野川町内で船頭募集のチラシを配布しました。その結果、1名の方の申し込みがありまして、今、見習いの方が3名いらっしゃるんですけれども、そちらを船頭の方と一緒に指導していただいております。
◆11番(濱田雅美君) 広報したのは熊野川町だけで、旧市内のほうはされなかったんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 熊野川町内で公募しました。
◆11番(濱田雅美君) それは、何か理由というか、お考えがあって熊野川町だけということにしたんですか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 特にふれあい公社が熊野川町ふれあい公社ということもありまして、地元の方にできたらやっていただきたい。あと、道の駅から、熊野川町からの出発ということもありますので、熊野川町で回覧させていただきました。
◆11番(濱田雅美君) きのうたまたま北山村のいかだ師のテレビをされていて、ごらんになった方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、今いかだ師が15名いて、その皆さんがすごい若手なんです。最年少で32歳で指導している方も51歳というふうな、すごい若いなと思っていたんですけれども、いかだ師になった要因の一つというのが、やはり北山村の子育て支援がすごく充実していて、自然が豊かで子供が育てやすい環境だということと、あと、いかだ師になっても村の仕事があるんです。じゃばらの仕事とか、あとスクールのバスの運転手とかということで生活が支えられるような仕組みというのもしっかりされているなと思って、その方も子育て中だったんですけれども、家族が結局、そういうことで生活が可能だということで、北山村にもう移住して、そこからいかだ師を目指そうということのきっかけになったというお話をしてくださっていたんです。 やはり船頭とかの確保もそういうふうに、船頭だけだったら、今も船頭とかによくお話を聞くんですけれども、キャンセルが出たらなくなったりとか、ほとんど川舟下りのお仕事がない中で川舟をしているというのが、新しい方がなかなか興味を持ってくれない一つでもあるのかなと思うんです。なるべく若手の人を育てていかないと、この事業、本当に船頭がいなくなったらもう絶対に不可能ですし、船頭もすぐにできる仕事じゃないというのはすごくわかっているし、川をよく知ってくれていないとできないとか、すごく大変な、難しい仕事だと思うので、簡単に育成というのはできないと思いますから、なるべく若い人が興味を持ってくれるようなやり方というのを一緒に考えていっていただきたいと思うんです。 あと、この中で周辺施設と連携した事業展開というふうに書いてあるんですけれども、これは具体的にはどのようなものなんでしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 川舟センターが道の駅瀞峡街道のところに移転しましたので、近隣の施設などと一緒に協力して熊野川町を盛り上げるPR活動などをしていきたいと考えています。
◆11番(濱田雅美君) 何かイベントとかそういうことをされていく予定でしょうか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) イベントとかもありますし、実際、熊野川弁当をコラボという形で発売したこともありますので、そのようなものやイベントなどをできれば考えていきたいと考えています。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 船頭の育成についてはもうここ数年来課題ということで、あと、若年層の方に入っていただくということは課題として認識してございます。 先ほど勢古口課長から熊野川町で募集をということだったんですけれども、今後、地域の方でそれを担っていただける方が見つかればこれはもうこしたことがないですが、もしそういうことが限界があれば、やはりちょっと地域を広げて市外にも、また全国的にもそういったところで、経験のある方とか、そういったことでこちらの新宮市、また熊野川町のほうへ興味のある方に来ていただいて、あとは冬季の川舟を運航しない時期にどういった仕事と組み合わせてこちらに住んでいただけるかというところも課題だと思いますので、今この点についても、非公式ではあるんですけれども地元の方といろいろな協議もしてございます。 また、議員御指摘の点も踏まえまして、もし地元で見つからないような場合はそういったところへもちょっと視野を広げていきたいというふうに考えております。
◆11番(濱田雅美君) せっかく川舟センターも新しく設立されましたし、やはり川舟下りは新宮での観光の本当に目玉になっていて、継続させていかないといけないものだと思うので、本当に困難な課題だと思うんですけれども、船頭の確保ということにまた御尽力いただきたいと思います。 以上です。
○議長(屋敷満雄君) 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) 熊野川町ふれあい公社いうのは、もう今は川舟だけになってしもうたんかな、事業は。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 今、自主事業ということで川舟下りだけになっております。あと、道の駅に川舟センターが、そちらを建設したので、そこの川舟センターで観光情報の発信など案内もしていただきたいと考えております。
◆14番(田花操君) 本来熊野川町ふれあい公社というのは、熊野川地域、旧熊野川町の活性化、そういった大きな、もっと多面的な事業をやるというのが本来の目的やったんじゃないんかなと思うけれども、いかがですか。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) ふれあい公社は、もともとは地域振興を図ることや都市部との交流、郷土料理の研究など食文化の創造など、そのような事業を考えていました。 できましたら、今回ふれあい公社の役員とかも変わりましたので、近隣の施設と連携しながら何か地域のための活動ができていければいいかと考えております。
◆14番(田花操君) ぜひ、本来の目的に沿った事業計画、運営をやっていくのが熊野川町の地域発展につながるんではないかなと思うので、ぜひそういった面を忘れないようにして、皆さん地域の人と議論して進めていただきたい。 先ほど後継者問題の中で、私、前から、先ほど濱田議員言われた北山のいかだ師と、いかだ師は5月から9月ぐらいまでしか事業をやりないから、いかだ下りは。同じ北山川と熊野川の環境の中で交流して、何かお互い助け合いできる、そういったこともできるんじゃないか、そのような後継者育成に向けて。そんな感じを前からしておった、私。北山村も一生懸命頑張って後継者を定住も含めて行っておるので、そういった情報交換、広域的に協力できるようなこともあるんではないかと思うんで、その点考えていってはどうかというふうに、以上です。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) 北山村のいかだ下りをされていた方が1名OBで船頭にもいらっしゃいますので、その辺、北山村の情報なども教えていただき、今後、よりよい船頭の育成に努めていきたいと思います。
○議長(屋敷満雄君) 17番、大西議員。
◆17番(大西強君) 議長、議事進行なんですけれども、休憩時間を利用してほしいんで、今の体験研修協会の業務報告を一旦締めてもろうて、終わってすぐ議事進行を取り上げてほしいんです。それで、その休憩時間を利用してほしいんで。
○議長(屋敷満雄君) 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 今、ふれあい公社の件でいろいろ各議員から質問があったんですけれども、今回、理事5名のうち下阪殖保氏が代表理事ということになっています。この方は熊野川町でフラワーツーリズムとかいろんなことでやっていただいているんですよ。有名な方なんです。 先ほど同僚議員からもお話があったんですが、ふれあい公社といったら川舟だけみたいな形で、やはり熊野川の町内、そういった下阪さんを先頭に日足の方がかあちゃんの店とかいろんな、また篠尾でしたらコンニャクをつくられている、またいろんな事業をやっている方がいらっしゃるんですけれども、ふれあい公社自体が運営というんですか、今は川舟を一生懸命やっていただいていることに対して何も言っているわけじゃないんですが、その他に関して、フラワーツーリズムとか熊野川町で一生懸命やっていただいている方との共同で事業というような形では、どのような考えを持って進めていくんでしょうか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 今のところは川舟の参画ということですけれども、今後、さつき公園もできまして、また、さつきの改修も今年度進める予定になってございます。 そういったところの中で、また小口のほうも、古道歩きの方とか外国人の方がたくさん見えてくれているようでございます。そういったところを少し川舟だけにとどまらず視界を広げて、先ほど御指摘のありましたように、この会の設立の趣旨に立ち戻りまして、今回役員の方も入れかわる中で、少し熊野川町の振興を全体的に、また1カ所にとどまらず複数行って、これは一例でございますけれども、一つのところへ行ってまた複数のところに立ち寄ったときに何か特典を付加するとか、いろんな取り組みができないかということも考えてございます。そういったところで、もう少し活動の範囲を広げていきたいということも今協議の俎上に上がっておりますので、御理解いただきたいと思います。
◆7番(福田讓君) 御回答ありがとうございます。全くそのとおりなんです。川舟の場合は収入があると、乗船料によって。それによって職員の方も臨時で、嘱託で採用されていると。本来は、熊野川町のふれあい公社というのは熊野川町の地区を開発していって過疎化する熊野川町のために、熊野川町という名前がついている以上は、今回、代表理事に下阪さんがなられた、ほかの方も新しく入っていただいたことに対しては感謝しています。熊野川町の地域を引っ張っていく方、若いといってももう70歳になってくるんですが、そのあたり、もっと川舟もともに、川舟も順調にいっていただきたいし、熊野川町全体の盛り上げというんですか、そのあたり、もっと下阪さんらはいろんなノウハウを持っていますので、今後ともそのほうにも力を入れていただいて、熊野川町全体と川舟を一緒になって進めていただきたいという私の考えなんですが、いかがですか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) その点につきましては、市長、副市長にも議員御指摘のような趣旨で指導もいただいているところでございます。今年度、少し役員も変わる中で協議を重ねまして、熊野川町の振興に寄与したいというふうに考えてございます。
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 17番、大西議員、議事進行。
◆17番(大西強君) 諸報告の途中なんですけれども、議長、休憩時間を利用してほしいんで時間も無駄になるんで、議事進行として、当局の報告事務に関連してですが、文化複合施設の建設について、これ新宮市の重大な政策なんですよ。 そこで議長、文化複合施設の建設に係る事業費の問題が物すごく大きく報道されているんです。これが4月18日の紀南新聞の報道で大きく出ている。当初より5億円以上増額で、55億円増額された60億2,000万円の増額になったと報道されています。その同じ新聞で、今度は熊野新聞が概算で66億9,982万円と。同じ報道で片一方は5億円以上増額になって60億円、片一方の新聞は66億9,982万円と出ているんですよ。それが6月7日、この間の新聞ではこうなっています。紀南新聞は、今度は当初より3億5,700万円増の58億5,702万円と報道されています、大きく。同じ日の熊野新聞では、反対に事業概算を4億1,100万円減の62億9,352万円としている。同じ日づけです。片一方は当初よりふえて58億円、片一方は当初より4億1,000万円減って62億円と。これ、市の重大な事業に当たって報道がこんな状態では、これ市民が読むわけですわ。一体どちらが本当なのか。 だから、休憩時間を利用して、議会に対して当局の統一した、もう決定した、どっちも決定したと書いているんですわ。片一方は58億円で決定した、片一方は66億円で決定したと出ているでしょう。こんな重大案件についてこんな曖昧なことでええのかと。なので、これを休憩時間を利用して当局で統一見解、設計に着手するといって書いているんやから、そやから最終的な統一見解でしょう。それについては正確なのを、統一したやつを議会へ報告してください。そうしないと市民はこれ、わからんじゃないですか。
○議長(屋敷満雄君) わかりました。 休憩いたします。
△休憩 午前11時06分
---------------------------------------
△再開 午前11時37分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの大西議員の議事進行に関しましては、本日、最終に報告いたします。 大西議員、よろしいですか。
◆17番(大西強君) はい。
○議長(屋敷満雄君) 会議中ですが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時38分
---------------------------------------
△再開 午後1時00分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 番号6、新宮港埠頭株式会社の業務報告について当局の説明を求めます。 小渕
企業立地推進課長。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) ただいま議題となりました新企推第39号、新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明申し上げます。 恐れ入ります、1ページをお願いいたします。 平成29年度の事業報告書でございますが、左側の数字が平成29年度、右側の括弧内の数字が平成28年度でございます。昨年度1年間に新宮港を利用した荷役船数は、外貨荷役が21船、内貨荷役448船、客船13船、その他40船で合計522船となっており、前年度報告数と比べ113船の減でございます。 貨物取扱量につきましては、外貨荷役でございますが、揚荷が木材3万5,988立方メートルで、前年度より2,267立方メートルの減でございます。内地材積荷が5,188立方メートル、5,188立方メートルの増でございます。パルプが1万4,642トンで7,186トンの減、タルクが1,098トンで1,098トンの増となってございます。 次に、内貨荷役でございますが、チップは揚荷で34万4,301ボーンドライトンと、前年度より4万221ボーンドライトンの増でございます。積荷につきましては19万7,913ボーンドライトンと、前年度より7,316ボーンドライトンの減となっております。 その他、主なものといたしまして、セメント揚荷が6万8,137トン、砂・砂利の積荷が7万8,043トン、再生土揚荷が9万3,104トンなどとなってございます。 続きまして、平成29年度の決算について御説明を申し上げます。 恐れ入ります、2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書について御説明を申し上げます。 貸方の港湾運送事業営業収益、委託管理収益、水産加工品販売収益及び営業外収益の合計は10億2,085万3,864円で、内訳といたしましては、港湾運送事業営業収益が9億3,827万2,595円で、内容につきましては外貨荷役、内貨荷役の荷役料収益が5億1,590万7,590円、積込料が1億3,334万6,085円、貨物保管料が1億1,812万7,936円、代理店収益が3,618万2,831円、貨物運送料が5,240万2,493円、タグボート作業などによる曳船料が1,605万9,150円、その他の収益6,624万6,510円につきましては土場保管料、玉切料などでございます。 委託管理収益の2,149万6,702円は、港湾施設の管理業務委託料などでございます。 水産加工品販売収益1,847万4,929円は、薫製などの水産加工品の販売収益でございます。 営業外収益の4,260万9,638円の内訳は、預金利息の金融収益1万2,851円と雑収入4,259万6,787円につきましては、ナマズ事業におきますボイラー取得に伴う補助金収入ほかでございます。 これに対しまして、借方の港湾運送事業費用、水産加工品販売費用、ナマズ養殖事業経費、一般管理費、減価償却費、営業外費用及び経常利益の合計は10億2,085万3,864円でございます。内訳につきましては港湾運送事業費用の4億9,264万9,435円で、内容につきましては外注費、施設使用料、人件費等の直接経費でございます。 水産加工品販売費用の1,947万4,081円につきましては、材料費、人件費等の直接経費でございます。 ナマズ養殖事業経費の1,426万7,053円につきましては、飼料代などの直接経費でございます。なお、ナマズ事業につきましては、平成29年度では費用のみの計上となりまして、収益の発生がございませんでした。 次に、一般管理費の1億4,988万5,024円につきましては、人件費、租税公課、修繕費、水道光熱費など事務的経費などの間接経費ほかでございます。 減価償却費につきましては1億4,207万6,514円、営業外費用につきましては689万1,286円となっており、新宮市との貸し付けつき土地売買契約の分割払いによる利子などの金融費用676万9,586円及び雑損失の12万1,700円でございます。 収益と費用の差額であります経常利益は1億9,561万471円でございます。 特別利益の2,328万9,514円は、平成29年度に計上いたしました貸倒引当金の処理に伴う利益計上でございます。 特別損失の3,838万4,000円は、先ほど申し上げましたナマズ養殖事業におけるボイラー設備取得に伴う補助金収入につきまして、圧縮記帳処理を行ったものでございます。 税引前当期利益から法人税充当額を差し引きました1億2,968万5,062円が当期の利益でございます。 次に、3ページの貸借対照表をごらんいただきたいと思います。 左側、資産の部における中ほど、固定資産のうち、科目の一番下の行、土地前払金3億149万8,093円につきましては、新宮市との貸し付け特約つき土地売買契約に係る土地売買代金の内金、契約保証金の売買代金充当額及び20回の分割払いにおける第1回目の支払い元金の合計となってございます。 右側、負債及び資本の部、中ほど、固定負債につきましては、長期借入金の残高がナマズ事業の借入金等を含み5億4,913万2,000円となってございます。 次ページ以降、4ページには固定資産他明細書、5ページに剰余金処分計算書、6ページに監査報告書を付してございますので、お目通しのほどよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、平成30年度新宮港埠頭株式会社事業計画及び収支計画書について御説明を申し上げます。 1枚めくっていただきまして、1ページ、平成30年度事業計画をお願いいたします。 木材、チップ等の貨物取り扱い並びに水産加工品及びナマズの養殖事業についての今年度の見込み等を記載してございます。 主な取り扱いの貨物の状況でございますが、木材につきましては今年度同様の取り扱い、チップにつきましては同様の見込みですが、安定した取り扱いにあるということでございます。セメント、骨材につきましては減少傾向にあるとの報告がございますが、今後の背後地での状況にもよるとのことでございます。 次に、水産加工品事業につきましては、営業の展開により少しずつ増加しているものでございます。 ナマズ養殖事業につきましては、稚魚の育成棟4棟、成魚用養殖池13棟、ボイラー2基が完成し、県の水産試験場の協力も得ながら、この夏に4,000匹ほどの出荷ができる段階に来ているということでございます。来年の夏までに全ての養殖池を活用したいというふうにしておりまして、順次出荷していく予定でございます。 販売に関する状況でございますが、営業活動等も行ってございまして、引き合いは増加しているとのことでございます。 続いて、2ページをお願いいたします。 平成30年度の収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送収益は8億3,800万円を見込んでございます。内訳は、荷役に関する収益を初め、記載のとおりでございます。 次に、代理店収益につきましては3,600万円、水産加工品売上収益が5,000万円、金融収益10万円、雑収入の300万円を加えまして、平成30年度では9億2,710万円を経常収益として見込んでございます。 なお、水産加工品売上収益5,000万円のうち、3,000万円をナマズ養殖事業による売り上げとして見込んでございます。 3ページをお願いいたします。 経常費用でございます。 港湾運送費といたしまして5億800万円を計上してございます。内訳につきましては記載のとおりでございます。 次に、水産加工品販売経費につきましては、材料代ほかで2,100万円を計上し、ナマズ養殖事業経費については飼料代ほかで2,300万円、一般管理費は1億3,110万円を見込んでおり、内訳は記載のとおりでございます。その他、減価償却費1億2,000万円、金融費用700万円を加えた経常費用につきましては、合計8億1,010万円を見込んでございます。 これにより、収益と費用の差し引きは1億1,700万円となってございます。 以上、平成30年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。 次ページには役員名簿を添付させていただいており、本報告書につきましては全て、去る5月31日に開催されました新宮港埠頭株式会社の取締役会及び株主総会におきまして承認されたものを御報告させていただいております。 以上をもちまして新宮港埠頭株式会社の業務報告についての説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 挙手と番号をお願いします。 5番、松畑議員。
◆5番(松畑玄君) ことしもナマズを4,000尾出荷するということで、これ、3,000万円見込んでいるんですよね。1匹にしたら7,500円なんですけれども、これは何キロぐらいのものなんですか、1匹大体見込んでいるのは。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 約800グラムから1キロというようなことで聞き取りをしてございます。
◆5番(松畑玄君) 4,000匹で3,000万円見込んでいたら1匹当たりが7,500円、キロは7,500円としかしてくるわけですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) まず、この夏に4,000匹出荷するということでございます。そのほか、順次ほかの池も養殖しておりますので、それらができ次第出荷していくというようなことも聞いてございます。
◆5番(松畑玄君) そしたら、平成30年度で大体何匹ぐらい出荷する見込みなんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 詳しくは、そこらあたりのまだ売り上げの見込みの段階でございますので、まずは4,000匹を出荷して、その後順次出荷するということでございますので、今のところ、何匹というような形では確認はとれてございません。
◆5番(松畑玄君) キロ幾らぐらいで、大体。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) これまで、1ヒレ当たり、片身当たり500円とか、1キロ当たり960円というようなことも御説明をさせていただいたかと思います。 ただ、新宮港埠頭との聞き取りの中で、もう少し他の販売事業者の状況も見ながら価格も見直していきたいというようなことも聞いてございます。その結果として、今、熊野ナマズという形でブランド化して出荷したいということで、できれば今まで申し上げていた価格から少し見直したものを考えているというようなことも聞いてございます。
◆5番(松畑玄君) 3,000万円という具体的な数字が上がってきているわけなんです。やはり3,000万円ということの積み上がったものじゃないと、漠然とし過ぎて、キロ当たり幾らで売るのか、今年度何匹出荷するつもりなのかというところをしっかり市として新規事業ですのでやっぱり把握していかんと、やはりそういうところをしっかりしてほしいわけなんです。 新宮港埠頭に関しては決算書もちょっとざっくりし過ぎて、もうちょっと詳しいのを見せていただきたいということも何回も言わせてもらったんですけれども、なかなか……。そこに対してはどうなんですか、見せてもらえる可能性というか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 今回の報告に当たりまして、前年、この場でのやりとりについて新宮港埠頭側とも話をさせていただきました。その結果ですけれども、ナマズ事業、費用の切り分けというようなこともそうした中の一つの取り組みでございます。 議員おっしゃっていただいた足らない部分、お知らせしたほうがいい部分というのは、私、先ほどの報告の際に御説明を可能な限りさせていただいたと思ってございます。 ただ、まだまだ記述に十分でないという部分もあろうかと思いますけれども、今後の事業の展開もありますし、新宮港埠頭ともわかりやすいような報告書のあり方等につきましても、話し合いを引き続きやっていきたいというふうに思っております。
◆5番(松畑玄君) 出してもらうんですけれども、これが果たしてちゃんと運営されているのかどうかというのは、最低、銀行の預金残高証明書ぐらいつけてもらわんと、ちゃんとできているんかということが確認できないんです。そういう中で、監査報告にもあるように、これ適正やったということで、どういうものを見て監査の人は確認されたのか、ちょっとお聞かせください。
○議長(屋敷満雄君) ちょっと待って。監査役を呼ぶわ。
◆5番(松畑玄君) 附属書類というのはどういうものを見られたんですか。
◎
熊野川行政局参事兼住民生活課長(澤隆弘君) 残高証明とかを確認はさせていただいております。
◆5番(松畑玄君) ほかにどのような附属書類を。財産目録とかで、ある程度これは必要……。例えば、ほかの徐福協会なりは財産目録つけてくれてたりしているじゃないですか。監査が残高証明を確認したよというんであれば、最低限財産目録なり、我々が見て適正に運営されているなというなるべく情報を出してほしいんですけれども、新宮港埠頭はなかなか出すのを嫌がるんで、そこらに対してはなぜなんですか。 見せるのは簡単だと思うんですよ、結局、借り入れを起こすときに銀行にはそういう書類を全部見せていますわね。なぜ拒まれるのかというのだけお聞かせください。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) ちょっと監査とは違いますけれども、可能な限り担当者、庶務の事務の担当者ともコミュニケーションをとりながら、なるべく調査をさせていただきながら、こういった形で、書類の今後のあり方もそうですけれども、報告の際につけ加えて報告をさせていただくような形で今後とも努力はしていきたいと思いますので、そこら辺の御了解というか、お願いしたいというふうに思います。
◆5番(松畑玄君) 私の質疑は、なぜ拒むのかというところ、努力していきたいという気持ちはわかるんですけれども、努力がなかなか見えないんで、なぜこんなに……。何か我々に見せることによって弊害があるのでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 先ほど議員がおっしゃっていただいた残高証明書の件でございますけれども、今までこちら、担当として、それを提出してくださいという形で申し上げたことがございません。私になってから申し上げたことはございません。そういった点も今後改めていきたいというふうに思っておりますので、拒んだというようなことではないのかなと。こちらからまだお聞きしたことがなかったということが正直なところかなと思います。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 今、課長から申し上げましたように、新宮港埠頭のほうとそういったところまで細かく求めていなかったというところもあろうかと思います。 ただ、今回取締役会の中で市長からも、ナマズ事業を今年度展開する中で、ことしも少し議員各位からいろんな要請を受ける中で、ナマズ事業の売り上げが3,000万円ということで、これは今引き合いに来ている部分とか商談中の部分で、正直申し上げまして概算の部分もあろうかと思います。今年度、平成30年度でそういったところとの正式な取引が出てきて実績が積み上がれば、また来年度には、より具体的な形で計上もできるかと思います。 また、御指摘いただきましたそういったいろんな諸帳簿等の関係も、可能な限り新宮港埠頭と透明性を図る上で協議を重ねていきたいと考えております。
◆5番(松畑玄君) 前に、新規事業を始めるに当たって精査させてくれということを要望して、それを新宮港埠頭に要求していなかったということですか、当局が。我々は見せてほしいと、いろいろな細かい計画を諸帳簿も含めて。そういう要求を我々はしたけれども、当局は新宮港埠頭に対して細かい要求はしていなかったということなんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 要求というか、細かい計画を見せてくださいというような程度はあろうかと思います。ただ、ナマズ事業につきましては、都度こちらから聞き取りはしております。ただ、細かい計画書というようなことでありますと、実際にはまだ出ていないというのが状況でございます。
◆5番(松畑玄君) すみません、計画書を見せろじゃなく、前回、新規事業を始めるに当たってちゃんと運営されているかということを決算書も出してくれと、こういう簡易版じゃなく。それを要求して、新宮港埠頭は出してきてくれなかったわけなんです。それを当局が要求せんかったんかという質問なんです。ずっと細かいことを突き詰めてなかったわけでしょう。今まで要求したことがないと言っていましたよね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 先ほど私、申し上げましたのは、監査に至るような細かい本当に帳簿的な資料というようなことでございます。その点については反省いたしまして、今後、細かいところまでなるべく可能な限りこちらのほうに提示してもらうような形でお願いしたいというふうに思います。
◆5番(松畑玄君) 今後とかじゃなく、やっぱり要求すらしてくれていなかったということがすごく議会軽視も甚だしいんじゃないかなと。ましてや議場の中で、当時、部長は出しますと言って、結局出てこんかったわけなんですね。そういう要求すらしていないということ自体、今後頑張りますの話じゃないですわね。あれだけ新規事業をするに当たって慎重に精査していきたいんでということで、決算書も含めて見せてほしいということを要望したにもかかわらず、議会の言うことは一切聞かないというあれですか。
◎副市長(向井雅男君) 株式会社の経営状況を説明する中で、株式の取締役会で出た経営状況の資料を現在、そのとおり議会に報告をさせていただいております。その中で残高証明が要るのかと言われると、少しその辺まで配慮はあれなんですが、今後、取締役会の中でいろんな書類がもしあるのであれば、また議会にも報告はさせていただきますし、現在のところ、今回の株主の取締役会の中で出された資料を今回、議会にお示しさせていただいたというところです。 決算に関する書類についてはいろいろあると思いますが、ただ、監査をしていただいた資料そのものを全て出すというのはすごく煩雑になると思いますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。
◆5番(松畑玄君) ちゃんと運営されているかというのはもちろんチェックしてくれているんだと思うんですけれども、やはり新規事業をするときにあれだけ言ったことを守ってくれない、そしてそれを要求すらしていなかったということが今わかってきたんで、細かい要求をしたときないと言いましたよね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 確かに細かい、先ほど言った監査資料云々というところはそうなんですけれども、先ほども申し上げさせていただきました、この情報をお出ししようという取り組みの一つがナマズ費用の切り分けなのかなというふうに思っております。ここら辺は、新宮港埠頭とお話をさせていただいてここへ記述させていただいたというようなことでございます。
◆5番(松畑玄君) すごく頑張っているように聞こえるんですけれども、ナマズ1行ふえただけですよ。だけど、議会が求めていることに対してちゃんと誠心誠意向き合ってもらわんと、やっぱり新規事業なんで慎重に見ていきたいわけなんですよね。 むちゃしていないかということをしっかり市長はチェックされていますか。
◎市長(田岡実千年君) チェックといいますか、株主総会等でナマズのことについては重点的といいますか、個別に現在の状況を質問させていただいてございます。
◆5番(松畑玄君) 実際、売る値段すらも把握されていない、何匹入れて幾らになるか。3,000万円という金額で大枠で出てくるけれども、それの積み上げは全然されていないんで本当、恐ろしいなと、大丈夫かなということがちょっと不安だったんで、今後、やはり新規事業なんで、なるべくチェックしてやっていただけたらと思います。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 御指摘のとおりかと思います。我々も社長のほうとも、また新宮港埠頭のほうとも、この新規事業については期待もしているところでございますので、完成間近の工場もございます。そういったところで、今年度出荷もしますので、十分注視して、来年にはよりわかりやすい形でお出しできたらと考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(屋敷満雄君) 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) 今、松畑議員が言うたことと同様の趣旨の話で、1年前の6月議会にも大西議員から第三セクターの経営状況の書類の提出、これは地方自治法第243条の3に、長は4分の1以上出資法人等の事業計画、決算書類、不動産信託の受託者の事業計画、実績書類を議会へ提出しなければならないというて明文化してある。これは地方自治法違反じゃないんか、あんたら。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 今、田花議員がおっしゃっていただいたことにつきましては、先ほど副市長の答弁にもありましたけれども、取締役会、それと株主総会、それに出された資料をそのまま出させていただいております。地方自治法第243条の3の第2項ですけれども、あくまでも最低限で大変申しわけないんですけれども、そういう形で提出をさせていただいているということでございます。
◆14番(田花操君) 私が言うた書類に、今出してある書類は該当するという答弁か。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 地方公共団体が資本金2分の1以上出資している株式会社につきましてはこういう形で報告の義務があるわけでございますけれども、その法人の毎事業年度の事業計画及び決算に関する書類を提出することというふうに定められてございます。 事業の計画に関する書類といたしましては事業計画、予算等に関する書類、決算に関する書類といたしましては貸借対照表、損益計算書、事業の実績報告書等に相当する書類ということでありまして、繰り返しになって申しわけございませんが、最低限にはなろうかと思いますけれども、このとおり提出をさせていただいているというところでございます。
◆14番(田花操君) あんたは2分の1と言うけれども、法文では2分の1になってあるんか。4分の1じゃないんや。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 株式50%以上保有してございます。
◆14番(田花操君) いやいや、2分の1の出資金負担はわかるで。だけど、4分の1以上の出資法人はそういった決算書も含め出さなあかんというて自治法の第243条の3はなったある。これは市長に義務づけたあるんやね、しなければならないという形で明確に。 それを去年、大西議員がもう再三…… (「その方向で、改善の方向で法改正を望んでいるんや。だからまだ今は2分の1なんや」と呼ぶ者あり)
◆14番(田花操君) うん、2分の1でも該当するんやだの。だから、決算書も出さなあかんのじゃないんか。
◎副市長(向井雅男君) 現在は、2分の1の出資に対して議会に報告する義務がございます。 それと、先ほど小渕からありましたとおり、そういった決算に関する書類については、今のところ、最低限ではございますがクリアしているというところでございます。
◆14番(田花操君) それは、法に求めたある最低限の書類には該当せんで。
◎副市長(向井雅男君) ただ、先ほどから松畑議員からもありましたとおり、その書類を市長からのいろいろな調査権もございますので、そういったことを調査して議会のほうに詳細をお示ししていくということも必要かと思いますので、その辺は今後、どういった資料が要るのかも含めて検討はしたいというふうに思います。
◆14番(田花操君) 調査権よりも、これは議会の監視権やわだ。こういうのがなかったら、その事業、第三セクターの、先ほど松畑議員も言いやる、中身がわからん。 前回、去年は出しますという方向で、ことしは出してくるやろうなと私は思いやったから、ことしも今のように言いわけの話。 ここは、決算月というのは3月末か、この株式は。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) そのとおりでございます。
◆14番(田花操君) そしたら、税務署へは何日以内に出さなあかんのやね、決算日から。これは、もう税務署へ出したあるやつとそごはないんやろうね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 税務署への報告時期につきましては、ちょっとすみません、申しわけないです、2カ月以内というようなこともあると思います。ただ、税務署云々というか、会計事務所等と相談しながらつくっている書類ということでございます。
◆14番(田花操君) そしたら、最終的に税務署へ出したやつとこれとは若干中身は違うということを言おうとしやるんか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) というか、税務署に出した書面を私のほうで確認したことがございませんので、こういった形の答弁になりまして申しわけございません。
◆14番(田花操君) 取締役にうちの職員が充て職で4人おるわね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 取締役2名と監査役1名の3名でございます。
◆14番(田花操君) ぜひ中身のわかる決算書を出して、皆さんに説明責任を果たすということが大事やろうと思うわ。それをしていないいうのは、私は長の怠慢やろうと思うわ。それで、なおかつ取締役で名を連ねて市の職員が充て職でおるというのは、どういった経営をしようと皆さんがかかわったあるんか。名前だけじゃないんかなというふうに思う。 ぜひしっかり説明責任を果たしていくべきやし、いやしくも自治法の中で提出しなければならないという書類の中に、一方的に解釈してこれがそれですという話にはならん。いっこも、聞いた皆さんは納得していない。そちらは説明責任を果たしたと思っても、我々受けたのは何をやろうとしやるんかほんまにわからんし、ぜひそういったことを。
◎副市長(向井雅男君) こういった会社の事業計画あるいは決算、予算に係る部分については、当然取締役会等の承認を得たものでないとだめだと思います。ただ、議会へお示しするそういった資料については、取締役会で承認を得た資料と、あと新宮港埠頭株式会社の経営状況の適否とか、その他参考になることが必要な書類を出す必要があるとなれば、当然見せていく必要があろうかと思いますので、その辺は今後検討したいと思いますし、今回、先ほど口頭で小渕から説明させていただいたとおり、貸借対照表とかそちらのほうで申し上げた中で説明がつけばいいのではないかというふうに判断させていただきましたので、今後、議員御指摘のところは検討させていただきたいというふうに思います。
◆14番(田花操君) 貸借対照表とか損益計算書は決算書の一部やからね。これでもって決算書やろというて言われてもやね。それでなおかつ、我々がそれを見せてくれということに対して当局の姿勢は弱腰というか、本当にそれを向こうへよう伝えようとせん、そういう今の状況を私は憂うよ。ぜひ早急に、法にも提出しなければならないというてはっきり明文化したある。これは私は長の怠慢であり、地方自治法に私は抵触すると思う。 以上申し上げて、終わります。
○議長(屋敷満雄君) 4番、大石議員。
◆4番(大石元則君) ただいま報告があった中から幾つか質問させていただきます。 1ページなんですけれども、外貨荷役の中でパルプの揚荷量、平成29年度の実績が17船から12船ということで5,000ほど、トン数についてもそれなりに減少されておりますが、この内容はいかがなものでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 先ほど報告の中でも申し上げさせていただいたんですけれども、パルプ、タルクにつきましても製紙の過程で必要になる材料でございます。当然チップも製紙の過程になる材料でございまして、チップにつきましては例年どおりということで、安定したというような形で御報告を申し上げたところでございます。 ですので、現在のところ確かに数字としては12船、17船という形になっておりますけれども、ここら辺の特に憂うようなことで新宮港埠頭からの報告というのはなかったように記憶してございます。
◆4番(大石元則君) というのは、チップ船で11船が13船、2船ほど増がございます。ボーンドライトンという単位数もございます。パルプのほうはトン数であらわされております。ということはチップのほうでカバーできるという内容なんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) チップもパルプもタルクも同じ北越紀州製紙の材料でございますので、それら全て安定しているというようなことで認識をしてございます。 先ほどのパルプでございますけれども、平成29年度の今決算の中で申し上げたところでございますけれども、1年前に平成29年度の事業計画ということで、約1万5,000トンを予定していたというところでございます。大体は予定どおりなのかなというふうに感じてございます。
◆4番(大石元則君) 今の説明の中でタルクというのが出てきました。これはどういう代物なんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) これは製紙の工程で使用されるものでございまして、填料といいまして印刷適性を高めるための利用もされます。あと、ピッチコントロール材といいまして、パルプを使う際に樹脂が付着するというようなことがあるようです。その付着を抑えるような役割を果たすものというふうに書かれてございます。
◆4番(大石元則君) ありがとうございます。 次、2ページなんですけれども、雑収入でボイラーの補助金が上がっております。ボイラー設備にどういったことで補助が受けられたんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) これは、平成29年度の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金ということで、公益財団法人日本環境協会の補助を受けたというようなことでございます。
◆4番(大石元則君) ということは、対応されているボイラー設備ということで認められたんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 認定の段階については詳しく承知はしてございませんけれども、補助金がおりたというようなことであれば、そういうことで認定されたというふうに認識はしてございます。
◆4番(大石元則君) その設備の中には、臭気対策なり消音対策なり含まれているんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 以前から木ノ川地区の皆様方には、新宮港埠頭のボイラーでかなり御迷惑をおかけしているところでございます。そういった趣旨の御質問なのかなというふうに承らせていただいたんですけれども、この件につきましては、新宮港埠頭とも住民の皆様方と話し合いを続けてございます。まだまだ全部が完全になくなったというわけではございませんけれども、特に煙の部分で御迷惑をおかけしたということもありまして、引き続き新宮港埠頭株式会社もボイラーのメーカーとの協議を進めながら、なるべく住民の皆さん方に御迷惑のかからないような対策をしていきたいというようなことも聞いてございます。
◆4番(大石元則君) ありがとうございます。 この補助金を得るために、灯油ボイラーでなくて現行の、まきストーブじゃないけれども、まきボイラーじゃないけれども、そういった原料にも関与された補助金なんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) すみません、ちょっと中身の詳しいところまで、申しわけございませんが、把握はしてございません。
◆4番(大石元則君) 後でいいので報告願いたいと思います。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) そのとおりにさせていただきたいと思います。
◆4番(大石元則君) 先ほど、ナマズの出荷量が初出荷で8,000匹ですか、800匹ですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 4,000匹と申し上げました。
◆4番(大石元則君) それで、4,000匹というのはもう確定された数量なんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 確定というか、これが実際に夏ごろに4,000匹ほど出荷できるであろうというような予測の数字でございます。
◆4番(大石元則君) まだ出荷がこれからなんで、売り上げはゼロというふうに報告を受けました。これからの1年間で3,000万円の売り上げを見込まれていると。ということは、今回の4,000匹から引き続いて、さらに出荷が見込まれると読み取れるんですけれども、その点はいかがでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 先ほど松畑議員の御質問に対して明確なお答えをできなくて、同じ繰り返しになるんですけれども、引き続き、ほかの池でも養殖をしてございますので、それらも順次出荷する予定というふうに聞いてございます。
◆4番(大石元則君) もう既に稚魚は用意されているんではないでしょうか。いかがですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 県の水産試験場等の協力もいただく中で、稚魚は育っております。その中で、共食い等もおさまる中でこの夏4,000匹を出荷できるというふうな経過に至ったということで、報告を受けてございます。
◆4番(大石元則君) 随時水槽のほうへ稚魚を移行させて、さらに今報告のあったように、1キロ近い生体重で出荷される段取りのように伺いました。 私が今申し上げましたのは、最初の貯水池で当初から産卵が行われております。随時産卵が行われていれば、次なる稚魚も用意されているはずなんですよね。その点をお聞きしたかったんですけれども、いかがでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 産卵場には、いろんな管理上の問題もあって僕もちょっと入らせていただいていないところがございますので、この場で準備されているというようなことを明確にお答えすることができないんですけれども、新宮港埠頭側も、4,000匹の後、実際、来年の夏までに全ての池で飼育ができるような形を目指してまいりたいというようなことがございますので、当然次々と稚魚を飼っていって、それを出荷できる段階ということであります。そういった卵、稚魚等についても用意されているものというふうに考えてございます。
◆4番(大石元則君) 当然、養殖池で産卵、ふ化、採卵はされていますよね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) その辺は県の水産試験場の協力をいただきながらやっているというふうに聞いてございます。
◆4番(大石元則君) 順調に産卵が進んでいれば問題ないことだと思いますので、ぜひ確認をお願いしたいと思います。 次なる課題なんですけれども、今年度は出荷数ゼロということで、事業報告の中には、ナマズ養殖単独では報告はある意味今のような内容だったと思うんですけれども、来年度へ向けて、収益なり、経費なり計上される予定はされておりますか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 平成30年度の事業計画の収支計画書の中で先ほど言いました売り上げ見込み3,000万円ということで書いてございますので、その数字がそうなのかなというふうに思っております。
◆4番(大石元則君) 新宮港埠頭さんにとっても新宮市にとっても大事な事業のように思います。ぜひまた報告願いたいと思います。 以上です。
○議長(屋敷満雄君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 先ほど来ナマズ養殖事業についての質問が交わされておりますけれども、私、その上の水産加工品の販売費について、少しその辺の収支状況についてお尋ねをしたいと思うんです。 こちら、売り上げが前年の事業計画を見ると3,000万円を予想しているんです。今回、水産加工品の販売収益が1,800万円、大きく乖離があると思うんですけれども、こういったところの要因についてどのように捉まえていますか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 水産加工の報告でございますけれども、確かに平成29年度につきましては1,800万円ということで、その前の年、2,300万円を計上していたときより下がっている状況はございます。水産加工、売り上げも、今、上田議員から御指摘いただいたところ、売り上げ予測に届いていないというようなことでございます。その辺は非常にまだ分析がいっていないというところが正直なところなのかなというふうに思いますので、この点についても深く調査していきたいというふうに思います。
◆12番(上田勝之君) 売り上げ予想を事業計画に定めて、実際それが達成できなかったという点についてはまだ分析が進んでいない。それではその前年、平成28年が2,300万円売り上げて、そこから1,800万円に下がったという要因、その辺については調査されていますか。調査なり何らかの分析をされていますか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 下がったことにつきましては、平成29年度の決算ということですので、それからの下がった分析というのも正直まだできていないというところでございます。
◆12番(上田勝之君) 一つのいわゆるチップの荷揚げであるとか水産物の加工であるとかナマズ養殖であるとか、いろいろと新規事業を展開されている新宮港埠頭なんですけれども、ナマズ養殖事業よりも前に始められている水産物加工に関してもそういったような状況なんです。それが、先ほど松畑議員や田花議員が指摘されたナマズ養殖の件に関してもざっくりなんですよね。 それで新規事業、新規事業と進められている懸念について、私は昨年、それ以前からそういった新規事業に傾注していくことについての警鐘を鳴らしてきたつもりなんですけれども、その辺が一体全体当局として、取締役として、第三セクターとしてしている法人に対していかがなものかと思うんですが、その点についてはどのような認識でいらっしゃいますか。
◎副市長(向井雅男君) 今、手元に昨年度の決算を持っていないんですが、加工品については今薫製なんですけれども、東海圏と関東圏に販売しておりまして、一部入金がないというふうな形で、たしか上田議員も貸借対照表の中で御指摘いただいたかと思うんですが、今ちょっと確認するのに資料がないので、多分その関係の歳入不足だと思うんです。
◆12番(上田勝之君) だから、要は水産加工品の生成と販売を手がけるという事業を展開されておって、そういったような例えば平成28年度は2,300万円、平成29年度は1,800万円、平成29年度の売り上げ予測で3,000万円を計上して、その辺に届いていない。そして、その点についてどういったことが要因なのかというようなあたり、やはりそういったことをしっかりとつかんでおかないと、新規事業を展開することについての是非のなきままナマズ養殖事業を展開されているわけですよね。私は警鐘を鳴らしてきたつもりですけれども、それらについても先ほど来松畑議員や田花議員が指摘されたように、かなりざっくりし過ぎなんじゃないかなと思うんです。 実際にはそうではないんであろうけれども、それを開示されないというあたりについては非常に問題じゃないかなと私は思うんですが、これはデジャビュじゃないですけれども、前年と同じ答弁というか、やりとりをしているような気がしてならんのです。 それに、昨年ですか、大西議員が、例えばそこに会長職として入るべきじゃないかというようなことも提案された。そういったことは一向に考慮されていない。そういったような決算書類についてももっと丁寧な説明を求められているにもかかわらず、そう言って昨年は善処、前向きな回答をされていると思うんです。それが何ら示されていないという現状についてどのような認識か、お尋ねをいたします。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 私もことしから取締役会に出させていただいたんですけれども、民間の方からもいろんな質疑が出されておりました。そういった意味で、これまでチップ等につきましては、担当課長からも説明しておりますとおり、ある程度の増減の要因等説明している経過がございます。 今後、水産加工につきましては、それに比べまして議員御指摘のとおり分析、またそういったチェックが足りないかといえば、新規事業ということもございまして、そういったところがまだ我々としても至らない部分がございます。 先ほど来からの質問にもありますように、その辺も金品のかかる非常に収支の重要な部分もございますので、荷役と同様、その辺のことも今後時間をかけて注視していきたいと思います。
◆12番(上田勝之君) ただ、そういったような状況を鑑みて、これはこういったような追加資料なり何なりを示されるべきだと私は考えますが、その辺ぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 当局でも、また新宮港埠頭とも御相談させていただきたいと思います。
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後1時57分
---------------------------------------
△再開 午後2時14分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (「議事進行」と呼ぶ者あり) 7番、福田議員、議事進行。
◆7番(福田讓君) ちょっと私も、先ほどごめんね、これはもう過ぎてしもうたけれども、議長にお聞きしたいんやけれども、これは一応、新宮港埠頭というのは第三セクターで、うちが半分出したあるやろ。それで決算書が出てくるわだ。そしたら、一応取締役会議というのがあるでしょう。その中の戦略会議というのがあるはずなんです。経営会議、それにはうちの取締役の人らは参加していないんやね。
○議長(屋敷満雄君) ちょっと事務局に確認させます。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 今、経営戦略会議というものには、私ども取締役として参加はしておりません。
◆7番(福田讓君) だから、皆さんの質問の中で答弁も、私は別に議員が質問するのは自由なんですけれども、貸借対照表が出てくるやろ、損益計算書として。普通、株主総会というのは全部これで決まるんやだ。大体そうやろ。だから、それをうちらがここで質問しやるわけなんやだ。だから、戦略会議に出ていなかったら、どういうことを出してほしいかできるんかな。 私がわからんから議長に聞きやるんよ。
○議長(屋敷満雄君) 暫時休憩します。
△休憩 午後2時16分
---------------------------------------
△再開 午後2時35分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの議事進行につきましてお答えいたします。 非常勤取締役でありますので戦略会議には出席しておりません。よろしいでしょうか、福田議員。
◆7番(福田讓君) 了解しました。
○議長(屋敷満雄君) 以上でございます。 続いて、番号7、一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について当局の説明を求めます。 平見農林水産課長。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(平見良太君) (登壇) ただいま議題となりました一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について御説明申し上げます。 それでは、1ページをお開きください。 まず、事業報告ですが、入浴・宿泊を含めた施設の利用者につきましては、グローバル化に伴い外国人観光客の利用がふえましたが、一方、日本人の利用客が減り、また、台風や災害等による影響のためキャンセルが多く、トータルの利用客は前年度と比較して減少し、当期純損失364万5,893円を計上しております。 また、収益事業につきまして、宿泊関係では前年度より451人少ない1万374人となっており、売り上げにつきましても26万7,300円の減となっております。 入浴関係で見ますと、利用者数は前年度より3,676人減少し、売り上げにつきましても前年度に比べ155万5,825円の減少となっております。 売店関係の売り上げにつきましても、入浴客の減少に伴いまして前年度に比べて42万3,992円減少し、725万5,254円となっております。 次に、貸借対照表について御説明申し上げます。 3ページをお開きください。 まず、資産の部ですが、流動資産、固定資産を合わせました資産合計が3,352万1,880円でございます。 次に、負債の部ですが、流動負債、固定負債、合わせまして394万5,229円でございます。 資産から負債を差し引いた2,957万6,651円が正味財産となり、当年度の当期純損失は、先ほど事業報告でも報告させていただきましたが、364万5,893円でございます。 貸借対照表記載に係る詳細は、4ページから5ページにかけての正味財産増減計算書と6ページから7ページにかけての財産目録に記載のとおりでございます。 なお、平成29年度の公益目的財産収支差額はマイナス41万2,347円で、公益目的財産残額は1,392万8,650円となります。これにつきましては、協会で評議委員会を開催し、県に報告する運びとなっております。 次に、平成30年度事業計画について御説明いたします。 予算書の1ページ及び2ページをお願いいたします。 平成29年度同様、二つの公益事業と収益事業から成る事業で当協会を運営していくことになります。損益計算ベースでの収入につきましては、3ページに記載のとおり、経常収益の総額は8,122万5,000円を見込んでおり、昨年度と比較して297万6,000円の減となっています。一方、経常費用の総額も同様で、その内訳は4ページから5ページに記載のとおりですが、平成30年度の正味財産の増額は見込んでおりません。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) 通称グリーンランド、ここもここのところずっと赤字が毎年計上されてきているように思いますけれども、この施設も相当古いからなかなか……。去年は宿泊、入浴で5万人近くの方が来たと。このうち外国人、インバウンドはどのくらい利用されているのか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(平見良太君) 外国人につきましては512人でございます。内訳としましては、オーストラリアからの来客が約40%、アメリカからが30%、あとはその他欧米、アジア等ということでございます。
◆14番(田花操君) こういったインバウンドを受け入れるに当たっては、英語の話せる職員というのはおられるのかな。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(平見良太君) 先日、理事会、また決算報告書を出していただいた中で理事長ほか職員ともお話ししまして、外国人の対応をどうしているんですかとお聞きしたところ、やはり片言の英語でどうにか今のところ対応しているということでございます。
◆14番(田花操君) 外国人を受け入れようとしたら結構来てくれるやろうし、外国人が泊まるところに苦慮しやる感じもするし、うちの町内にも民泊施設があるけれども、外国人が来て泊まりやるし、グリーンランドも収益を伸ばしていくんやったらそこしかないんじゃないかなと思う。 ただ、その受け入れの、やはり外国語をしゃべる人をいかに体制の中でつくっていくかということが大きなネックではないかというふうに思うし、いろんなところでこれだけインバウンドが来る中で、やっぱり通訳の絶対量が少ない。商工観光課あたりともっと連携してインバウンドに対する対応を考えていくべきじゃないかなと。グリーンランドだけではそれはもうとても……。やっぱり外国語を話せなんだら満足な接待、接遇はできんと思うんで、ぜひ強くそれをしていけば少しは経営改善につながるんじゃないんかなと、これを見て感じた。 昨年360万円、これは赤字がこういう形で、どういった補填を……。借入金でこれを補填したのか、経理の中で。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(平見良太君) 赤字につきましては預金等で運用しているということを聞いております。
◆14番(田花操君) 預金というのは現金預金の中で。 それで、グリーンランドは公益法人、財団法人じゃなしに一般財団法人になっている。事業計画を見やると公益事業を積極的にやられている。2ページに、公益事業の一つとして自然文化体験事業云々として昨年は1,106人、121万7,734円、もう一つは地元高齢者の健康管理の増進や交通不便な地域の送迎の実施をする事業で延べ2,079人の80万220円。これは採算は合うていったあるんかな。人数とお金はわかるけれども、これを行うことによってどれだけの費用がかかったあるんかという、そこがわからん。だから、公益事業的な要素から推測すると余り収益は見込めない。ただ、こういった公益事業はもともと市営施設であったから、今回経営が変わってもこれをやっていかざるを得んのか、400万円近くの赤字を出しているのにこういったことの収支はどうかというのは把握されていますか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(平見良太君) 高田グリーンランドの場合、一般財団法人として公益的な事業をやるということなんです。 まず、自然体験なんですけれども、昨年も田花議員からお尋ねされた山登り活動とか古道の散策等をしております。また、キャンプとかサンタクルーズ等々の受け入れ等も活動をしているということで、これが自然文化体験事業として行われているということで、また地域社会発展事業につきましては、地元の高齢者等々の健康管理の促進のために、デイサロン等の活動を健康長寿課より委託を受けまして活動をやっております。 そこで、お尋ねされた収支は合っているんかということなんですけれども、支出的には約640万円ほどの活動をやっております。収入につきましては、さまざまなデイサロンとか個人参加費とかを合わせまして600万円ほどの収入がございますので、今のところ収支はとれているんじゃないかということで思っております。
◆14番(田花操君) 私の言いたいのは、要するに赤字が年々ふえていく中で不採算部門にこれがもし仮になっているんだったら、やり方を検討せんといかんのではないかと。もっとこういう事業を市と一緒にやるとか、ほかの団体と一緒にやるとか、そういったことも考えていかんと、この赤字というのはなかなか解消されていかんのではないかというふうに思うから、私、公益事業という事業計画を一般財団になっても引き続きやっていかれているから、やっぱりやり方を考えるべきじゃないんかと。これの収支はどういう状況ですかという。
◎建設農林部長(田坂豊君) 高田グリーンランドにつきましては平成20年から指定管理に移行してございます。その間の収支につきましては、台風12号のときの平成23年度と本年度の2回が赤字決算となってございます。その他の年度につきましては黒字決算となってございます。 また、公益性のことにつきましては、平成24年度に一般のほうに移行いたしました。そのときに、公益性の財産としては約3,000万円ほどの金額が残ってございます。このことについては公益性の事業で還付していくということが原則でございまして、今、課長が説明したように、その残額については3,000万円から約1,390万円まで減額しているところでございます。これを完済する方向で進めていくのが基本だと考えております。
◆14番(田花操君) いずれにしても、赤字の削減に抜本的なところも考えて、特に経営陣なんかも、やっぱりインバウンドをそういった部分で取り入れていくという姿勢の中では観光協会の方をここへ入れたり、それから、先ほど川舟のお客を引っ張ってこようと思ったら川舟のふるさとの関係の人をこれへ入れていくとか、役員を見ていると旧態依然の、三十数年前に立ち上げたときのあれが残っているようにこれを見て感じるし、役員はグリーンランドの職員がほとんど兼ねているというのはいかがなものかと思うし、そういったことを広く、これも市の外郭、三セク組織なので、指定管理させてもう任せっきりじゃなしに、やっぱりそういったところから十分目配りして、時代の要請に応えていく時代じゃないかなという形で私も言うたので。
◎建設農林部長(田坂豊君) 今期の決算の赤字につきましては、事務局といたしましても大変重く考えているところでございます。平成30年度におきましては、やはり指定管理者とコミュニケーションを密にして、どのような改善をやっていくか、どのようなPRをやっていくかというのは現在、農林水産課で詰めているところでございます。また、多方面の意見を聞きながら、そのような意見の集約をして経営に反映させていきたい、そのように考えております。
◆14番(田花操君) 役員の中へ新たな風を入れるために、外部組織からも参画してもらういうことは私は必要やろうと思う。これはもう30年変わっていない、本質的なところが。 以上。
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 続いて、番号8番、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について当局の説明を求めます。 福本文化振興課長。
◎文化振興課長(福本良英君) (登壇) ただいま議題となりました新教文第50号、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明申し上げます。 恐れ入ります、平成29年度決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成29年度の事業報告でございますが、掲載のとおり、佐藤春夫生誕日に合わせた無料開放を初め①から⑩までの事業を行っております。 年間の入館者数につきましては、前年度より251名多い3,490名でございました。 資料の受け入れにつきましては、河野龍也様ほか計10名の方より書籍類23点、三代目花柳寿美様ほか計7名の方より色紙など30点の品々を御寄贈いただいております。 続きまして、平成29年度決算について御説明申し上げます。 恐れ入ります、2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部につきましては、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計6,310万4,083円となってございます。 負債の部につきましては、流動負債が59万9,376円、固定負債はございません。 正味財産の部につきましては、指定正味財産はなく、一般正味財産のみで6,250万4,707円となり、負債及び正味財産合計は6,310万4,083円でございます。 恐れ入ります、3ページをお願いいたします。 正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部につきまして、経常収益は947万163円でございます。その主なものは、事業収益の922万87円、受取寄付金の20万4,000円などでございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は879万8,230円で、主なものといたしましては給料手当の242万6,943円、臨時職員賃金の279万5,726円でございます。 恐れ入ります、4ページをお願いいたします。 管理費につきましては49万9,300円で、主なものといたしましては、給料手当の18万2,673円でございます。 事業費と管理費とを合わせた経常費用計は929万7,530円となり、当期経常増減額は17万2,633円の増でございます。 経常外収益・費用ともございませんので、一般正味財産期首残高6,233万2,074円に増額分を加え、一般正味財産期末残高は6,250万4,707円でございます。指定正味財産はございませんので、正味財産の期末残高は6,250万4,707円でございます。 なお、5ページに財産目録、6ページに監査報告書を添付してございますので、御参照くださいますようお願いいたします。 続きまして、平成30年度予算書について御説明申し上げます。 恐れ入ります、1ページをお願いいたします。 平成30年度の事業計画でございますが、顕彰事業、資料の収集保存・研究・活用事業、交流・普及事業、管理運営・受託事業を行うものでございます。 次の2ページをお願いいたします。 正味財産増減予算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部につきまして、経常収益は928万2,170円でございます。その主なものは事業収益の915万5,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は878万8,561円でございます。主なものといたしましては、給料手当の247万8,583円、臨時職員賃金の276万9,820円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費は49万3,609円でございます。主なものといたしましては、給料手当の18万6,560円でございます。 事業費と管理費とを合わせた経常費用の計は、経常収益計と同額の928万2,170円を見込んでおりますため、当期経常増減はございません。 また、経常外収益・費用ともございませんので、一般正味財産の期首及び期末残高は6,250万4,458円でございます。指定正味財産もございませんので、正味財産期末残高も同額の6,250万4,458円でございます。 なお、4ページには役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単ではございますが、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 質問はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。
---------------------------------------
△日程5 市報告
○議長(屋敷満雄君) 日程5、市報告を議題といたします。 市報告、番号1、
公設市場経過報告について当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課長。
◎商工観光課長(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました平成29年度青果、水産物の取り扱い状況について御報告いたします。 お手元に配付させていただいておりますA3の資料をごらんいただきたいと存じます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、取扱量におきましては2,700トン、取扱額が9億4,464万2,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては9.4%減の279トンの減、金額におきましては11.7%減の1億2,463万7,000円の減となっております。 次に、下段の新宮水産株式会社の水産物でございますが、取扱量におきましては237トン、取扱額が4億7,423万9,000円でございます。対前年度比では、数量におきまして14.4%減の40トンの減、金額におきましては11.3%減の6,035万8,000円の減となっております。 取り扱いにつきまして、状況を御説明いたします。 青果物につきましては、引き続き大手量販店の仕入れ方針の変更による買い付け商品の取引の減が続いております。また、気象状況の変化に伴う相場の変動や入荷の減少などの生産・流通環境から、前年度に比べ取扱高を落としております。 また、10月の2度の台風とその後の天候不順、低温による影響で、進物用の早生ミカンやクリスマス前のくろしおイチゴなど需要の高い地元商品の入荷がふえず、昨年実績を下回る結果となったものであります。 青果会社としましても、売り上げを確保するために量販店の要求に応え、地元商品の集荷や加工による販売をふやすなど努力をしておりますが、生産者の高齢化による地元産品の減少、また量販店や小売店の取引の縮小が取扱高の減少に影響しております。 続きまして、新宮水産株式会社の水産物の状況ですが、全体的に取扱高は減少しておりまして、買受人の購買力の低下によるものと季節商材の生産量の減少、冷凍商品などの単価の高騰によるものが主な理由となっております。 魚介類の買い付け商品は仕入先の営業を行い、6月から名古屋中央市場との取引がつながりました。これにより、入荷時間が早くなったことで、買受人への迅速な対応と商品構成が充実し、この部門の売り上げの利益は何とか前年度実績を維持したとのことであります。 会社としましても、利益を上げようと金融機関やプロの商品開発アドバイザーの支援をいただき、和歌山県クラウドファンディング活用支援事業の認定を受けるなど努力されております。 また、引き続き、和歌山市の会計士に会社の業務から経営まで指導や支援をいただき、経営改善に鋭意努力をしていると伺っております。 以上、まことに簡単ですが、公設地方卸売市場青果・水産物の取扱状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。 引き続き、番号2、新宮港経過報告について当局の説明を求めます。 小渕
企業立地推進課長。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) 平成29年度の新宮港利用状況について御説明を申し上げます。 お手元の資料1ページをお願いいたします。 外航船の状況でございますが、船舶数は19隻で前年度より2隻の増となっており、貨物取扱量は38万7,401トンと、前年度より3万7,507トンの増であります。 次に、2ページをお願いいたします。 内航船の状況でございますが、船舶数は木材、チップ、その他を合わせまして503隻と、前年度より115の減でございます。貨物取扱量につきましては50万516トンと、前年度より15万6,403トンの減であります。 3ページには、外航船、内航船の入港船舶数及び貨物取扱量の合計を記載してございます。御参照をお願いしたいと思います。 以上、まことに簡単ではございますが、新宮港利用状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 以上で質問を終わります。
---------------------------------------
△日程6
委員会視察等報告
○議長(屋敷満雄君) 日程6、
委員会視察等報告を行います。 熊野川濁水・
治水関連対策特別委員会副委員長の報告を求めます。 5番、松畑議員。
◆5番(松畑玄君) (登壇) 熊野川濁水・
治水関連対策特別委員会視察報告を行います。 本委員会は、去る4月11日に福島県大沼郡金山町を訪問し、平成23年豪雨災害からの安全確保に向けた河川管理者及び電力事業者に対する要望活動について視察調査を実施いたしましたので、その概要について報告いたします。 金山町は、福島県会津地方の南西部、奥会津と言われる地域に位置する山間豪雪地帯にあり、総面積は293.97平方キロメートル、その90%は森林地帯で人口の減少が著しく、現在約2,100人で、高齢化率も約60%と限界自治体となっています。 平成23年7月の新潟・福島豪雨災害により、人的被害はなかったものの、只見川の氾濫で100戸以上の家屋や国道、JR、町道などで六つの橋が流され、復興に向け取り組む中、町議会でも全議員による災害対策特別委員会を設置し、平成26年までに計52回の委員会調査を行っております。その中で、平成24年7月12日には、台風12号による新宮市の災害復興に向けた取り組みや電源開発株式会社との対応状況に関する調査のため、新宮市議会を訪問しております。 豪雨災害からの安全確保に向けた取り組みに関する主な内容でありますが、まず只見川の特異な点は、わずか100キロメートル間に10カ所と過剰なほどのダムがつくられ、全て洪水調整機能を持たない発電専用の利水ダムで、災害時には上流からの洪水伝播速度が速く、ピーク流量が増大し、さらに各ダム湖の土砂堆積による河床の上昇に起因した水位の上昇も重なり、被害が拡大したと考えられています。 また、一級河川でありながら河川自体は指定区間として福島県が管理し、発電事業に関しては国が監督しているものの、実際の管理は河川改修を含めほとんどが湛水区間として電力事業者が行っているため、堆砂の処理に関する要望は国と県のどちらにするべきか、はっきりしない点にありました。 そこで、被災にあった周辺5町による一級河川只見川河川整備促進期成同盟会を組織し、国・県への要望活動、さらには電力事業者やJRを含めた情報連絡協議会を平成26年までに11回開催し、ダム管理について協議を行ってきました。 その結果、只見川流域の早期復旧・復興の支援とエネルギーの安定供給のため、電力会社の取り組みとして、調整池の堆砂処理や護岸の法面保護対策工事、さらに上流の総貯水量が約5億トンの田子倉ダムにおいて、洪水前の空き容量確保を行っています。 一方、被災者への個別補償に関しては、福島県が電力事業者に協力を依頼し、総額20億円の基金を設置、うち9億円が金山町に配分され、主に被災者の住宅再建などに使用されてきました。 また、住民で組織する只見川ダム災害金山町被災者の会の会員中34名が平成26年7月、被災の原因はダムの堆砂管理の不備としゅんせつ用
台船の流出で被害が拡大したと主張し、3億3,000万円の損害賠償とダムの湛水差しとめを求め、東北電力株式会社と電源開発株式会社を提訴、結果、本年3月26日に棄却判決が下され住民側が敗訴となりましたが、裁判では、東北電力はしゅんせつの義務を履行していなかったと堆砂による被害を公に認定されたことで、大きく一歩前進したとの見解でした。 総括して、平成23年の豪雨災害が激甚災害に指定されたとはいえ、住民の多くはダムの操作や電力事業者間の連携、ダム空き容量の確保など、豪雨に対する事前対策やダムの構造について疑問視しており、さらに金山町議会特別委員会の調査・検証においても、只見川の電源開発が戦後日本経済の発展に大きく寄与してきた反面、たび重なる災害の要因は、河川管理が発電中心で、いかに地域の安全・安心の対策がおろそかであったのか、まさしく熊野川治水対策の懸案事項そのものと思えるほどでありました。 また、電力会社への提訴は住民が行ったものの、本市に置きかえた場合、紀伊半島大水害から6年半が経過したにもかかわらず、いまだ河川管理者や電力事業者から熊野川濁水・治水の納得のできる抜本的な改善策が示されない状況に、時には強気の姿勢も必要かと考えさせられた反面、司法への訴えは個別の交渉ごとに支障を与えるとの結論に至りました。 改めて、新宮市議会が市行政とともに、河川管理者や電力事業者と知恵を出し合い、協力して、熊野川流域住民が安心して暮らせるための目的を共有したさらなる対策の必要性を痛感した次第であります。 以上で報告を終わります。
○議長(屋敷満雄君) 続いて、
議会改革調査特別委員会委員長の報告を求めます。 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) (登壇) それでは、議会改革特別委員会視察報告並びに活動の概要について報告いたします。 議長からも報告がありましたように、久保前委員長にかわりこのたび委員長に選任されましたので、どうかよろしくお願いいたします。 まず最初に、去る3月27日に岐阜県可児市を、翌28日には愛知県西尾市を訪問し、視察調査を実施してまいりましたので、その概要について報告いたします。 少し報告が長くなりますけれども、御了承ください。 可児市は人口約10万2,000人、面積87.57キロ平米で、岐阜県中南部に位置し、県下最大級の工業団地を抱え、北部には木曽川、中央部には可児川が流れ、豊かな自然にも恵まれた都市であります。その歴史は古く、長塚古墳など多くの遺跡が分布し、戦国時代には明智城や金山城など多くの城が築かれ、江戸時代になると東西に中山道が横断し、木曽の渡しとともに川湊が開かれるなど、現在の市の基礎が形成されています。 また、桃山茶器発祥の地として名高く、美濃焼の主要生産地であり、明治以降は製糸業の導入とともに発展し、昭和30年代以降は名古屋市のベッドタウンとして人口が急増、昭和57年に市制が施行されています。 なお、現在の議員定数は22名、報酬は、議長48万円、副議長42万5,000円、常任委員長41万円、議員40万円、政務活動費は年額1人当たり24万円であります。 訪問したときに応対してくれました市議会議長初め5名の議員に対応いただいており、冒頭の議長の挨拶に続き、副議長の勝野正規氏より、首長と議員の双方を住民の直接選挙で選ぶ二元代表制は、そもそも同じ方向に進む車の両輪であってはならない。執行機関の誤った方向を是正することが議会の最大の役目であるとの熱い思いを語り、これまでの取り組みについてるる説明を受けました。 可児市議会では、平成15年に議会活性化特別委員会の設置に始まり、大きな改革のきっかけは、平成19年の改選により8名の新人議員が誕生し、栗山町議会への視察の影響で改革の機運が一気に高まったとのことで、平成21年に議会改革調査研究プロジェクトチームを立ち上げ、議会基本条例検討に向けた議員研修会の開催等を経て、平成24年12月に議会基本条例を制定し、翌25年4月の施行に至っています。 また、当局側から提出された議案を審議するだけでなく、議会としての政策提言力、政策立案力の向上を目指す上で、主に以下の取り組みを行ってきています。 一つに、大学との連携。 議員の資質向上を図るために平成20年7月から定期的な研修を実施し、地方自治や時事問題について意見交換を行い、知見を深めています。参加費用は政務活動費を充てており、可児市で実施する際には、他の自治体の議員も参加させ、逆にほかで実施する際には招待されるなど、同時に政務活動費の効率化も図っていました。 二つ目に、議論の充実のための取り組み。 本会議や委員会における議論の論点や争点を明確にし、執行機関や傍聴者にわかりやすくするために、議員の質疑・質問に対し、当局側が議長や委員長の許可により、その根拠・理由の確認や論点を明確にするための反問権を設け、また議員間での自由討議の規定を設けています。議場にモニターを設置し、パソコンやタブレットを活用しての一般質問を可能としていました。 三つ目、正副議長の立候補制度。
議会運営委員会への届け出により、本会議1週間前に全員協議会にて立候補者による所信表明演説を実施しており、立候補演説及び質疑は各10分以内とし、公開により動画配信も行っています。 四つ目、議会改革のためのアンケート調査。 市議会の現状を調査するために、議会基本条例調査研究プロジェクトチームにより、20歳以上の無作為抽出による市民2,000人を対象に平成23年2月に行い、厳しい現状と議会改革の必要性を再認識したことから改革を進め、5年後の平成28年1月に第2回調査を実施した結果、「議会に関心がない」との回答割合が大幅に減少するなど、その他、議員定数や報酬の見直しを含め、各項目において議会に対する市民意識・関心が大幅に向上しています。 なお、調査に要した費用は議員の政務活動費を充て、質問選定から封入・郵送、集計・分析に至るまで全ての作業を議員が行っています。 五つ目、情報通信技術を活用した委員会運営。 委員相互の意見交換や事前調整の活発化や資料の確認・配付の円滑化を目的として、無料のビジネス用SNSによるグループ単位でのサイボウズライブを導入しています。 六つ目、議員定数・報酬について。 削減論に陥りがちであるが、議員の職務の特徴から効用価値説的な方法で議論しており、専門的知見の活用や議会報告会での市民との意見交換を経て検討されています。 なお、報酬は平成6年4月以降から変更していません。 七つ目、基本条例に基づく議会報告会の実施。 毎年、5月ごろと11月ごろに開催すると定め、各公民館などの連絡所単位で実施しており、副議長を筆頭に、各常任及び議会広報特別委員会正副委員長等がメンバーとして運営。議会だよりを題材に7、8名のグループ討議の手法により行うことで、意見交換が活発となり、参加した市民一人一人が主役になっています。 八つ目、地域課題懇親会の実施。 地方都市の共通の悩みである多額の教育投資を行った若い世代の都市部流出という問題について、これを防ぐため、可児市議会では、大人と高校生が地域課題について本気で議論する意見交換の場を設け、多岐にわたる地域課題をテーマにして精力的な意見交換を行っており、高校生が可児市の魅力を知り、地域とのかかわりを意識する効果的な取り組みとなっています。一例として、地域医療に課題を感じた高校生が医学部に挑戦し、「将来は地元に貢献したい」と発言するなどの成果が出始めています。 また、子育て世代の意見を市政に反映させるための取り組みとして、平成28年8月にママさん議会を開催しましたが、その1カ月前には、将来子育て世代となる高校生がファシリテーターとなり、
議会運営委員会と同様に企画提案のためのワークショップも開催し準備していました。ママさん議会の当日は、本年4月に完成した駅前の子育て拠点施設の運営、ソフト事業についての議論や、「子育て世代の女性の声を聞く機会を設けることについての意見書」が提出され、全会一致で可決されています。 以上の改革に取り組みながらも、特別委員会の設置から10年の歳月を費やし、さまざまな議論を熟成させた後に基本条例の制定に至ったため、制定以降は加速度的に改革が進んでいるように感じられ、議会全般の積極性や創意性は特に印象的でありました。 次に、西尾市は人口約17万2,000人、面積161.22キロ平米で、実り豊かな大地と温暖な気候が相まって、縄文のころより人々の暮らしが営まれてきました。 昭和28年に市制が施行され、自動車関連産業の発展とともに成長を続け、一方では日本有数の生産量を誇る抹茶やカーネーション、養殖ウナギ、アサリなど農水産物の生産拠点としても発展し、歴史的には史跡や名所が点在し、伝統的な祭りや芸能も多く伝えられ、三ヶ根山や三河湾の景勝を含む一帯は三河湾国定公園に指定され、風光明媚な名勝となっています。 なお、現在の議員定数は30名、報酬は議長55万1,000円、副議長51万1,000円、議員45万5,000円、政務活動費は年額1人当たり18万円であります。 議会改革は、これまで平成17年6月からの1期に始まり、議会の改選により3期に分けて行われ、最新の取り組みとしては、平成25年5月の改選後、議会運営委員等で構成する議会改革検討委員会を設置。その後、平成27年9月に議会改革特別委員会に改編し、その下部組織として、全議員が参画した議会機能、議員能力及び住民参加の強化を図るために個別課題を議論する三つの改革検討部会を設け、基本的に本会議がない期間に実施、本会議の事前審査にならない程度の内容により、当局側からの報告・説明を受けています。 また、議案書等の資料は極力紙媒体をなくし、リース契約によるiPad38台を議員と事務局職員に貸与し、常に業務上の情報を共有する等の取り組みを行っています。 その他調査事項は以下のとおりです。 一つ、議会基本条例制定に関する経緯。 平成27年8月の
議会運営委員会により、条例制定に向けての議会改革特別委員会が設置され、同年9月から10回の会議を経て、平成28年9月定例会において全会一致で可決され、同年10月1日に施行されています。 二つ目、住民への議会報告会の実施状況。 全議員の出席により、平成28年4月23日午後7時から9時の間市役所多目的室において実施、住民66名が参加しています。内容として、第1部では常任委員会及び議会改革特別委員会の報告を、第2部では意見交換会を行っています。なお、市広報紙、ホームページ、報道機関への事前周知を行っています。 三つ目、参考人制度や公聴会制度の運用状況。 平成28年6月に、企画総務委員会及び定例会に参考人として弁護士を招聘し、総額約325億円の公共事業に関する施設の再配置について法的立場からの助言を得ています。なお、公聴会の開催実績はありません。 四つ目、議員定数及び報酬に関する議論の経緯。 平成29年9月、議員定数適正化検討委員会を設置し、4回の開催を経て、現状の30名と2名減の28名にする2案について採決し、結果、現状維持の30名に決定しています。なお、報酬に関する議論は特になかったとの説明でした。 五つ目、議会基本条例制定後の議会運営と問題点について。 平成29年7月の改選により、7名の議員が条例制定の経緯・内容についての詳細を知らず、現時点では問題を生じていないが、協議する場が
議会運営委員会以外にないため、今後の基本条例運用に向けて要綱等の精査を検討しています。 以上の内容でしたが、特に西尾市議会における基本条例の制定に費やした期間は、特別委員会での議論がわずか1年余りであり、可児市の10年間との比較では格段に短く、議会報告会も条例に明記しているものの、施行前に試行的に一度行ったきりで、その主な理由は「結局は市長の反対派に対する苦情聞きに終始するため意味がない」との考えで、さらに議会改革アドバイザーからも「不特定多数の市民への市政報告は首長の役目で、議員は支持者への説明で事足りる」旨の助言もあったとのことで、可児市の積極性とは大きく異なるものでありました。 両市議会の調査を総括し、特に反問権については、可児市と西尾市では当局からの要求頻度は異なるものの、両市議会ともに議長・委員長の議事整理権のもと、質問趣旨の確認を行うのみで、決して当局側からの反論の意味合いではありませんでした。 我が新宮市議会においても、今後の議会改革を進めるに当たり、議員の過剰発言を抑止するための反問権や、単純に議会活動を不特定多数の住民に知らせる目的のみの議会基本条例の制定は机上の空論となる可能性もあり、引き続き問題点の整理を伴いながらの慎重な議論継続の必要性を痛感した次第であります。 以上、視察の報告であります。 次に、特別委員会の所管事項について、その調査の経過について概要を報告いたします。 本特別委員会の所管事項は、議会基本条例の制定に関すること、その他議会改革に関することとなっておりますが、これらにつきまして、一つ目、特別委員会設置の目的は、地方自治制度は、執行機関である首長と議事機関である議会の議員の双方を住民の直接選挙で選ぶ二元代表制を採用し、議会はその一翼を担っています。少子高齢化が進む先行き不透明な経済・社会情勢の中で、市財政の健全化を推進するためには行財政改革のさらなる実施が必要であり、新宮市議会も、より効果的な議会運営が求められています。その時代の要請に応えるためには、市民に対して開かれた議会とわかりやすい議会を実現するとともに、本来の議会機能の強化と活性化を図る必要から、平成29年9月に
議会改革調査特別委員会として設置されてきております。 二つ目、調査項目の設定。 検討が必要な項目として、議員定数について、そして議員報酬について、さらに議会基本条例についてを項目に設定しながら、議員定数を優先調査項目として、また極めて厳しい市財政の状況に鑑み、議員定数を増減することにより、少なからずとも影響を与える議員報酬についてもあわせて、優先的に調査することとして議論を進めております。 また、議会基本条例の取り扱いについては、優先調査項目を決定した後に取り組むこととして、委員会で確認をしてきております。 今回、議会改革の課題として取り上げられている議員定数、議員報酬のあり方は、議会のみずからを形成する重要な構成要素であり、同時に、議会力を高める根幹を成すものであります。 このたびの議会改革に関するアンケート調査からも、市民の関心も非常に高い。現状は、議会・議員に対する不信感からか、削減ありきの声だけになってしまっている感が否めない。厳しい財政事情の現実から、議会及び議員も行財政改革の聖域ではないとの考え方であると見ることもできるが、原因の一つに、議会と議員との役割や働き、必要性が市民に正確に理解されていないことにあると思われます。 三つ目に、特別委員会を先日まで7回開いてきております。これらについて、さらに議論を深めてまいりたいと思っております。 先進地の視察報告については、先ほど報告したとおりであります。 このたび初めて議会改革に関するアンケート調査をとってきております。これは本市では初めてのことでありまして、皆さん、一度とってみようと。これも可児市がやはり相当アンケートをとって分析・評価され、今の改革につながってきたという皆さんの意識の中でとってきております。 このアンケートは、お手元にお配りしていますように、一応6月4日締め切りで結果を集約していますけれども、1,000人の方に送りまして、これは住民基本台帳から無作為で18歳以上の男女の方に送って、約20日の期間調査をしてきておりまして、1,000人に送った中で回収が、384人が事務局のほうへ返ってきています。行政絡みのアンケート調査の中では大変高率な回収になっておる。それだけ住民の皆さんも議会に寄せる思いが私は大きいんではないかというふうに思っておりまして、今回市民の皆さんから寄せていただいた貴重な意見について、特別委員会で分析を加え、議会改革に生かしていきたいというふうに思いますし、特に自由意見の中には市長部局の姿勢に対する意見もたくさんあるので、ぜひ市長も一読していただいて、十分この件については御認識されていただくようにお願いをしたいと思います。 いずれにしても、御協力いただいた皆さんに、大変積極的にかかわっていただき、この場をかりてお礼を申し上げたいと思いますし、これからこのアンケートは、先日も委員会の中で、今後さらに細かな分析をして、できたら次の議会だよりにこれを公表していきたいというふうに思っておりますので、皆さん、これを見ていただいて、また委員会の中で議論したいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと。 以上、本委員会のこれまでの活動経過について申し述べましたが、いずれにしろ、新宮市議会とは何か、議員とはどうあるべきか、また将来に向けたあるべき姿とは何か、この課題に真摯に向き合い、議会全体で十分に議論し、市民に対し説明責任が果たせる明確な基準と根拠を持つことが求められており、本特別委員会で慎重に議論を進めてまいりたいと考えておりますので、どうか同僚議員にも御協力、御了承賜りますようよろしくお願いいたします。 報告を終わります。
○議長(屋敷満雄君) 以上で
委員会視察等報告を終わります。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後3時40分
---------------------------------------
△再開 午後3時53分
○議長(屋敷満雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△日程7 議案第33号 専決処分につき承認を求める件 新宮市税条例等の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程7、議案第33号、専決処分につき承認を求める件、新宮市税条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 南税務課長。
◎税務課長(南守君) (登壇) ただいま議題となりました議案第33号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が平成30年3月31日に公布され、4月1日より施行されたことに伴い、市税条例等の一部に所要の改正を行うものであります。 地方自治法第179条第1項の規定により本年3月31日に専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 主な改正点は、個人住民税の基礎控除への見直しとたばこ税の税率の改正等でございます。 それでは、新旧対照表により御説明申し上げます。 議案書の3ページをお願いいたします。 第1条では、新宮市税条例の一部を改正するというもので、内容につきましては下記からの改正後、改正前による新旧対照表記載のとおりでございます。 第20条及び第23条は、法改正に伴う所要の規定の整備で、条項や字句等の訂正でございます。 4ページをお願いいたします。 第24条ですが、給与・年金の所得控除を10万円引き下げ、基礎控除を10万円引き上げる法改正が行われました。この改正により、これまでと同じ額の給与・年金収入の所得が10万円増加することになります。基礎控除も10万円引き上げられるので大きな影響はありませんが、市県民税の非課税範囲には影響があるため、これまで125万円であった障害者・未成年者・寡婦(寡夫)の非課税範囲の所得金額や扶養親族数による非課税の範囲を10万円引き上げるための改正でございます。 第31条は、字句の訂正でございます。 5ページをお願いいたします。 第34条の2は、基礎控除額に合計所得金額が2,500万円以下という所得要件を創設する改正でございます。これまで所得要件はございませんでしたが、今回の改正で、合計所得金額が2,400万円を超えると基礎控除額が段階的に減少し、2,500万円を超えると基礎控除の適用がないという改正となってございます。 続きまして、第34条の6は、調整控除額に同じく前年の合計所得金額が2,500万円以下という所得要件を創設する改正でございます。 第36条の2は、年金所得者に係る配偶者特別控除の申告要件の見直しと規定の整備でございます。 8ページをお願いします。 第47条の3と第47条の5は、規定の整備による字句の訂正でございます。 9ページをお願いします。 第48条は、内国法人が特定外国子会社などに係る控除を受ける場合に法人税割額から控除する規定と、資本金が1億円を超える法人に対し電子申告を義務づける改正でございます。 12ページ中段をお願いいたします。 第52条は、法人市民税の納期限の延長の場合の延滞金について、減額更正後に増額の再更正があった場合の期間計算についての改正でございます。 14ページ下段をお願いいたします。 第53条の7と次ページ、第54条は、規定の整備による字句の訂正でございます。 同じく、15ページ下段をお願いいたします。 第92条は、製造たばこの区分を新設する改正でございます。 第92条の2は、新設に伴う条の訂正でございます。 16ページをお願いいたします。 第93条の2は、加熱式たばこの課税方式を改めるため、加熱式たばこを製造たばこにみなす規定の新設でございます。 第94条は、加熱式たばこの重量と価格を紙巻きたばこに換算するための改正でございます。激変緩和等の観点から、平成30年10月から平成34年10月まで、毎年10月に5分の1ずつ増加する改正となっております。 19ページをお願いいたします。 第95条は、現行1,000本当たり5,262円の市たばこ税率を、平成30年10月1日に5,692円に修正する改正でございます。平成32年10月1日と平成33年10月1日にも同額の修正を3段階で実施する改正となっております。 第96条と第98条は、規定の整備に伴う字句の訂正でございます。 20ページ中段をお願いいたします。 附則第3条と21ページの附則第4条も、規定の整備に伴う字句の訂正でございます。 22ページをお願いいたします。 附則第5条は、給与・年金所得が10万円引き上げられることに伴い、市県民税所得割の非課税の範囲を10万円引き上げる改正でございます。 次に、附則第10条の2は、固定資産税の課税標準の特例措置の割合を条例で定めたもので、地方税法の改正に対応するため、条例改正するものでございます。 24ページをお願いいたします。 附則第10条の3は、法改正による条項の訂正がほとんどでありますが、恐れ入ります、27ページをお願いいたします。 上から3行目、附則第10条の3の12となりますが、こちらには利便性向上改修工事が行われた改修実演芸術公演施設に対する固定資産税の特例が設けられたことによる申告書の規定が追加されております。 28ページをお願いいたします。 附則第11条の2から31ページの附則第15条は、土地に係る固定資産税の特例年度の延長に伴う字句の訂正であります。 32ページをお願いいたします。 附則第17条の2は、法改正に伴う条項の訂正でございます。 続きまして、第2条の改正を新旧対照表で御説明いたします。 第94条は、第1条で御説明いたしました加熱式たばこの経過措置における平成31年10月からの2年目の改正でございます。 附則第10条の2は、法改正による項の修正でございます。 33ページをお願いいたします。 第3条の改正を新旧対照表で御説明いたします。 第94条は、加熱式たばこの経過措置における平成32年10月からの3年目の改正でございます。 34ページをお願いいたします。 第95条は、平成32年10月からのたばこ税の2回目の改正でございます。第1条で定めました1,000本当たりの税率5,692円を6,122円に改める内容でございます。 続きまして、第4条の改正を新旧対照表で御説明いたします。 第94条は、加熱式たばこの経過措置における平成33年10月からの4年目の改正でございます。 35ページをお願いいたします。 第95条は、平成33年10月からのたばこ税の3回目の改正でございます。第3条で定めました1,000本当たりの税率6,122円を6,552円に改める内容でございます。 続きまして、第5条の改正を新旧対照表で御説明いたします。 36ページをお願いいたします。 第94条は、加熱式たばこの経過措置における平成34年10月からの最後の改正でございます。 37ページをお願いいたします。 第6条の改正を新旧対照表で御説明いたします。 附則第5条は、平成27年度税制改正において講じました旧3級品の製造たばこに係る税率の経過措置について、平成31年3月31日までであった期間を平成31年9月30日まで半年間延長する改正でございます。 40ページをお願いいたします。 以下、附則としまして、第1条で施行期日を、第2条で市民税に関する経過措置、第3条及び第4条で固定資産税に関する経過措置、第5条から第11条で市たばこ税に関する経過措置についてそれぞれ定めております。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第33号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第33号はこれを承認することに決定いたしました。
---------------------------------------
△日程8 議案第34号 専決処分につき承認を求める件 新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程8、議案第34号、専決処分につき承認を求める件、新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。
◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第34号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法施行令の一部を改正する政令が平成30年3月31日に公布され、同年4月1日から施行されることに伴い、新宮市
国民健康保険税条例の一部に所要の改正を行うというもので、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 議案書の2ページをお願いいたします。 新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の表中、第2条第2項で、基礎課税額が58万円を超える場合には58万円にするというもので、課税限度額を引き上げるというものでございます。 次の第26条第1項では、基礎課税額を減額しても58万円を超える場合には58万円とするというものでございます。 同項第2号においては、5割軽減の判定基準となる加算額を27万5,000円とするものでございます。 3ページをお願いいたします。 第3号においては、2割軽減の判定基準となる加算額を50万円とし、軽減措置に係る軽減判定所得を引き上げ、低所得者の保険税軽減を拡大しようというものでございます。 第28条の2第2項においては、マイナンバー制度による情報連携の本格運用開始に伴いまして、解雇や倒産などの理由で職を失った失業者である特例対象被保険者等に係る申告の際、雇用保険受給資格者証の添付を省略可能とする国の通知を受けまして、所要の整備を行うものでございます。 附則で、この条例は平成30年4月1日から施行し、改正後の規則は平成30年度以降の保険税に適用し、平成29年度までの国民健康保険税については、従前の例によるというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第34号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第34号はこれを承認することに決定いたしました。
---------------------------------------
△日程9 議案第35号 新宮市税条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程9、議案第35号、新宮市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 南税務課長。
◎税務課長(南守君) (登壇) ただいま議題となりました議案第35号、新宮市税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 今回の改正は、中小企業の設備投資を支援することを目的とした生産性向上特別措置法と地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴う改正でございます。 改正の概要について御説明申し上げます。 生産性向上特別措置法に規定します市町村の導入促進基本計画に適合し、かつ労働生産性を年平均3%以上向上させるものとして認定を受けた中小事業者が、先端設備等導入計画に記載された一定の機械・装置などのうち生産・販売活動等の用に直接供する設備を同法の施行の日から平成33年3月31日までに購入した場合に、その償却資産の最初の3年間の固定資産税の課税標準に乗じる割合をゼロから2分の1以下の範囲で市町村が条例で定める法改正でございます。新宮市におきましては、県下の市町村の状況から、この割合につきましてはゼロとして改正する条例となってございます。 それでは、条例の内容について御説明いたします。 議案書の2ページをお願いいたします。 第1条では、附則第10条の2第26項に先ほどの課税標準に乗じる割合をゼロに定める条文を追加するものでございます。 第2条では、法改正に伴う条項の修正でございます。 附則といたしまして、第1条では、この条例は、公布の日から施行する。ただし、第2条の改定規定は平成31年4月1日から施行すると施行日を定めております。 3ページをお願いします。 第2条では、平成30年中の設備投資から対象となり得るため、平成31年度からの固定資産税に適用すると定めております。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程10 議案第36号 新宮市
企業誘致等促進条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程10、議案第36号、新宮市
企業誘致等促進条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小渕
企業立地推進課長。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) ただいま議題となりました議案第36号、新宮市
企業誘致等促進条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 本議案につきましては、本市の産業の振興、雇用の増大を目的とした新宮市
企業誘致等促進条例に規定する助成措置のうち、事業所等設置補助におきまして、助成の対象となる事業者が本市の税に関する特別措置条例などに基づき固定資産税の課税免除措置などの適用を受ける場合において、当該助成措置の助成額を2分の1以内とする旨定めてございます。 今般、国における生産性向上特別措置法の施行に関連し、新宮市税条例の改正により課税標準がゼロとなる措置が設けられることになることから、本措置について、当該助成措置の減額要件に追加するため、所要の改正を行うというものでございます。 改正内容でございますが、恐れ入りますが2ページをお願いいたします。 第8条におきまして、改正前の下線部について、それぞれ改正後において条項の追加並びに新宮市税条例(平成17年新宮市条例第69号)附則第10条の2第26項の規定を要件として追加するものであります。 附則といたしまして、この条例は、新宮市税条例の一部を改正する条例の施行の日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程11 議案第37号 新宮市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等を定める条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程11、議案第37号、新宮市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。
◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第37号、新宮市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 この条例は、厚生労働省令の一部改正に伴い共生型地域密着型サービスが創設されたことにより、新宮市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準を定める条例に共生型地域密着型サービスを追加するため、所要の改正を行うものであります。 改正の内容でございますが、議案書の2ページをお願いいたします。 第5条で、国が定める省令の基準を市の基準とし、記録の保存期間については、省令で「その完結の日から2年」としているものを「当該サービスを提供した日から5年間」とし、このほか、第7条では非常災害対策、第8条では衛生管理について独自の基準を設定しています。この独自の基準について、共生型地域密着型通所介護サービスを追加するものであります。 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するとするものであります。 以上、簡単ですが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程12 議案第38号 新宮市都市公園条例の一部を改正する条例
○議長(屋敷満雄君) 日程12、議案第38号、新宮市都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 宇井都市建設課長。
◎都市建設課長(宇井俊治君) (登壇) ただいま議題となりました議案第38号、新宮市都市公園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、都市公園法の一部改正に伴い、新宮市都市公園条例を一部改正し、公園敷地面積に対する運動施設面積の割合、すなわち運動施設率の上限を定めるものであります。 内容につきまして御説明申し上げます。 都市公園法施行令の改正前は運動施設率の上限を100分の50と定められておりましたが、改正後は、地域の実情に応じた運動施設の整備が行えるよう、100分の50を参酌し、都市公園を設置する各地方公共団体の条例で運動施設率の上限を定めることとなりました。 新宮市におきましては、現段階では都市公園にグラウンド等の運動施設を整備する予定もなく、地域的な特殊性も勘案し、運動施設率の上限は施行令を参酌して100分の50と定めるものであります。 それでは、議案書の2ページをお願いします。 第5条は、字句の追加であります。 第5条の2は、公園施設に関する制限として、先ほどの運動施設率の上限を100分の50に定める条文を追加するものであります。 附則としまして、この条例は公布の日から施行するというものであります。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程13 議案第39号 平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)
○議長(屋敷満雄君) 日程13、議案第39号、平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第39号、平成30年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に1,588万円を追加し、補正後の予算額を160億3,404万7,000円にするというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、10ページをお願いします。 3歳出、3款民生費3項1目生活保護総務費のその他生活保護関連事業につきましては、平成30年10月以降の制度改正に対応するため、国庫補助の適用を受け、生活保護基準の見直し等に伴うシステム改修を行うものであります。 次の12ページをお願いします。 10款教育費5項7目図書館費の移動図書館車両整備事業は、平成17年度に整備した自動車文庫「なかよし号」について、老朽化が進んでいるため、コミュニティ助成事業助成金を活用し更新整備するものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、前に戻っていただきまして8ページをお願いします。 2歳入、13款国庫支出金については、生活保護システム改修経費に対する国庫補助金でありますが、今回の補正経費に対する補助率は2分の1となっております。 18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成29年度からの繰越金を充当するものであります。 次の19款諸収入については、一般財団法人自治総合センターからの移動図書館車両整備事業に対するコミュニティ助成事業助成金であります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程14 議案第40号
過疎地域自立促進計画の変更について
○議長(屋敷満雄君) 日程14、議案第40号、
過疎地域自立促進計画の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 尾崎企画調整課長。
◎企画調整課長(尾崎正幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第40号、
過疎地域自立促進計画の変更についてを御説明申し上げます。 本議案につきましては、過疎地域自立促進特別措置法第6条第1項及び第7項の規定に基づき、
過疎地域自立促進計画を変更するというものでございます。 変更内容について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、2ページをお願いいたします。 太線で囲まれた中の太字部分を今回追加、変更させていただいております。計画書中のⅡ、産業の振興の(3)事業計画に「新宮市交流促進施設さつき改修」を追加してございます。 3ページをお願いいたします。 大きなⅢ、交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進につきましては、「上本町口山線舗装」を「上本町口山線改良舗装」に改め、「嶋津線改良」ほか記載の9事業を追加するものでございます。 続きまして、4ページをお願いいたします。 Ⅳの生活環境の整備の事業計画では「クリーンセンター施設整備事業(長寿命化)」を追加し、次のⅦの教育の振興では、事業名の欄(1)学校教育関連施設におきまして「校舎」、同関連施設の項目のうち事業内容欄を「中学校改修」に改めまして、その他の事業内容につきましては、「高田テニス場整備」を「高田テニス場・若もの広場整備」に変更するとともに、「学校読書活動推進事業」を追加するものでございます。 最後の5ページをお願いいたします。 過疎地域自立促進特別事業分を再掲した表に、先ほどの「学校読書活動推進事業」を追加するものでございます。 変更理由でございますが、財源的に有利な地方債である過疎対策事業債を有効に利用しようとするものでございまして、今年度の過疎対策事業債の充当を見込み、計画に登載しようとするものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程15 議案第41号
辺地総合整備計画の変更について
○議長(屋敷満雄君) 日程15、議案第41号、
辺地総合整備計画の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 尾崎企画調整課長。
◎企画調整課長(尾崎正幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第41号、
辺地総合整備計画の変更についてを御説明申し上げます。 本議案につきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項及び第8項の規定に基づき、
辺地総合整備計画を変更するというものでございます。 変更内容について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、4ページをお願いいたします。 今回の変更につきましては、小口辺地の総合整備計画書中、公共的施設の整備計画に「高倉橋補修工事」及び「市夜谷1号橋補修工事」の2事業を追加するものでございます。 変更理由でございますが、今年度の辺地対策事業債の充当を見込み、計画に事業を登載するものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(屋敷満雄君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△日程16 陳情第22号 新宮市森林組合の運営に対する支援を求める陳情書
○議長(屋敷満雄君) 日程16、陳情第22号、新宮市森林組合の運営に対する支援を求める陳情書を議題といたします。 陳情第22号は、お手元に配付の陳情文書表のとおり、総務建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
○議長(屋敷満雄君) 大西議員の議事進行に関しまして、当局から答弁を報告させていただきます。 関連事業を含めるか否かの違いだと私は認識しておりますが、簡潔に当局より答弁をいただきます。
◎教育部長(片山道弘君) 大西議員の議事進行について御説明させていただきます。
文化複合施設整備事業につきまして、違った概算整備費の報道がありましたが、決して報道が誤ったものではございません。さきの特別委員会で配付させていただきました資料をもとに、本体工事や外構工事などの整備事業費約58億5,000万円を報道された新聞社の方と、整備事業費に発掘調査などの関連事業費約4億3,600万円を含めた約62億9,000万円と報道された方がおられたというものでございます。 市といたしましては、現在、文化複合施設の全体事業費の概算を約62億9,000万円とさせていただいてございます。 以上でございます。
○議長(屋敷満雄君) 大西議員、よろしゅうございますか。
◆17番(大西強君) 議長、現実問題、我々議会も市民も、必要な情報はその事業に係る総額が財政にどう影響を及ぼすかが問題であるわけです。すると、広報については全体の事業費を優先して広報するんです。 それで、以前は設計の予定価格とかは公表されていなかったんですよ。ですから、例えば本体工事に対する予算を広報すると、これは入札のときに公平な入札を阻害することで、もともと全体の事業費を報道していたんです。元来そうあるべきだと僕は思うんですよ。 しかし、現在は予定価格とか設計単価は公表されているんですね、現実。ですから、今までどおり全体の総額を優先して広報して、そして厳密に市民にしたいのは、例えば括弧書きでその中に占める本体工事の予算設定はこれだけだというような報道をしてもらうと、我々も市民もその事業に係る正確な事業規模は把握できると思うんで、これも議長のほうで当局と、市民に対する広報についてはそういうふうに正確な情報が伝わる方法でしてもらわないと、今、部長のほうで説明してくれたんですけれども、現実、もう一遍、この7日の、読んでえよ。本体工事だけだとか総額らいうて両方事業費と書いているだけで、同じ報道で金額のところが違ってるだけなんで、それで市民に正確な情報が伝わるように配慮してくださいと、それをまた議長のほうから当局に指示しておいてください。
○議長(屋敷満雄君) はい、わかりました。私も建設費は総額だと思いますので、また一度お話しします。
---------------------------------------
△休会について
○議長(屋敷満雄君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、あす6月13日から18日までの6日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(屋敷満雄君) 御異議なしと認めます。 よって、あす6月13日から18日までの6日間、休会とすることに決定いたしました。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(屋敷満雄君) 以上により、次回の本会議は6月19日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会いたします。 なお、あす13日午後3時より議員控室において一般質問の順序を決める抽せんを行いますので、御参集願います。 本日は御苦労さまでした。
△散会 午後4時34分...